引っ越し余話
8月30日18年
今回の終の棲家作戦で苦労したのは、荷造りと荷ほどき。
十年前にはなんてことのなかった重さの段ボール箱を、火事場のバカ力を発揮しても持ち上げらないという現実に愕然としたのだが、もっと困ったのは、PCというか、Email が使えないと、住所手続きも変更できないという現実。
Relocation(引っ越し)の日程は、予め決まっていたので、電気、水は、簡単に手配できたし、火災保険や車の保険の住所変更なども、簡単にできたのだが、そうでなかったものがゴマンとあったのだ。
問題のそもそもは、十年以上使っていたInternetのProviderに、予め、Relocationの手配を申し込み、了解を得ていたにも関わらず、引っ越しが完了したとたん、「自社に割り当てられたPortがない(申し込んだときにはあった、他の顧客に流用した)ので、Internetに繋げることができない。数か月待ってもらうしかない」と言い出したのだ。
InternetにつながっていないPCなど、単なる箱にしか過ぎない。やむを得ずアメリカで言えばAT&T、日本で言えばNTTのような大手の電話会社であるProviderに出向いたら、その場で、WI-Fi機能のついたModemを支給してくれて、その日からEmailが使えるようになった。
ところが、それから一週間ほどして、電話回線がつながり、Modemを繋いだら、長らく使っていたEmail Addressで受信できるのに発信できなくなってしまった。
Email ProviderのTechnical Support スタッフに助けてもらったが問題は解決せず、「自社のWebmailは正常に機能しているから自社のシステムには問題はない、問題は、Outlookにある」と言い出したので、MicrosoftのSupportにコンタクトして、いろいろやってもらったが、解決するどころかOutlookから受信もできなくなってしまった。
Mobileを持っていない私は、Emailが使えないとなると死活問題だ。
やむを得ず、新しいProviderのEmail Address を開き、Outlookに追加したら、問題なく使えるので、徐々にこの新しいメルアドに切り替えていくつもりなのだが、困ったのは、従来のメルアド(Outlookで使えない)でLog inしているサイトが山ほどあるという現実。
例えば、オーストラリアの年金関連の官庁、国民健康保険関連官庁、そして、移民局(滞在ビザ関連)など、すべてがOn Lineシステムになっていて(従来、どこにもあったBranchは、大都市ぐらいしかない)、住所変更はともかく、メルアドを変更しようとすると、On Line 手続きの途中で「確認のためのCodeをメルアドに送りました。メールを開いてCodeを打ち込んでください」という知らせを受けるが、登録しているメルアドは使えなくなっていて、ここで大往生。途方に暮れている。