ウクライナ | しかまち心療内科のブログ

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精神科の記事は一応専門として書いていますが、政治経済は素人ですので趣味で書いています。

2022.2.24

情勢が緊迫しているとマスコミは言っている。しかし、プーチンがウクライナに攻め込むとはとても思えない。やってしまっても後は泥沼に陥るだけ。得をしない。プーチンは多分そんなことはしない。圧をかけているだけだと思う。ウクライナに攻め込んで何が得られるというのだ。ミンスク合意では停戦と親ロ派地域への特別な地位(自治権をさすと思われる)を与えることとなっていた。多分ここがプーチンの落としどころだったんだろうと思う。しかしその後ウクライナは親ロ派地域への自治権に消極的になり、NATOへの加盟を望んだ。この2つはプーチンが妥協できない事項だった。親ロ派地域ではロシア人が多く自治区にすることはそうおかしなことではないと思う。持っていき方に問題があったかもしれないが。ウクライナが少し欲を出し過ぎたように思う。あの地域を自治区にしてNATOに入ろうとしなければ何も起こらなかった。バイデンも外交音痴でウクライナをNATOに入れるといってしまった。プーチンはウクライナを緩衝地帯にしようとしたと思うが、バイデンはそれを許さずNATOの勢力圏をウクライナまで伸ばし、ロシアとじかに接することを決めてしまった。どちらかといえば攻め込んでいるのはNATOでロシアは防戦しているように思える。日本のマスコミはアメリカ視点でしか見ないから悪玉のロシア、プーチンとなってしまう。

 

2/25

見事に外してしまいました。侵攻するなら新ロシア派支配地域だと思っていました。それなら戦争にならない。しかし多方面で攻撃し、ウクライナ軍の防空能力を奪い制空権を取った模様。反ロシア感情が強いウクライナ全土を抑えるというのは非現実的。攻めるなら一撃与えて交渉の場を作るか、ロシア側のウクライナの土地をかすめ取るか。陸軍が侵攻したならばそこから引かないでしょうか。バイデンがNATOをウクライナまで広げると公言しているのでウクライナとロシアの間に緩衝地帯を設けるか。

プーチンはNATOが出てこないようにと繰り返し言ってきた。しかしバイデンはNATOをウクライナまで進めると公言。バイデンはかわいそうなウクライナを助けてあげようとする人のいいお爺さん、といった感じですか。でも国際社会は非情だ。良かれと思ってしたことでかえって相手を傷めつけてしまうこともある。もはや撤回しないでしょうけど、NATOをウクライナまで広げないと交渉すればプーチンは軍を引く可能性あると思う。追い詰められたのはプーチン、追い詰めたのは追い詰めた意識を持たないバイデンだ。

 

2・27

私の予想に反しプーチンはウクライナの奥深くまで侵攻している。ここまでやるならNATOへの非加入というカードでは収まりそうにない。ロシアが血を流した分の見返りを求めるでしょうか。ロシアはベラルーシでの会談を提案しているのに対しゼレンスキーはポーランドを希望。NATO加盟のポーランドでプーチンがやるとは思えない。元役者らしいけど政治のセンスがない。バイデン並み。バイデンはNATOに入れるっていうからには助けに行かなきゃいけないんじゃないかと思うが、血を流す気持ちはない。口だけ。オバマと同じだ。口だけ出して何もしない、迷惑な人だ。NATOに入れるといわなければプーチンは出ていかなかったと思う。侵攻前のレッドラインはウクライナの中立だった。今は変わっている様子。プーチンは非情な人間なんだろうけど、お前が悪いといっても何の解決にもならない。その前提で考えないと。

 

AP通信ではアメリカはゼレンスキーの国外逃亡を支援すると提案しているらしい。すでにウクライナを見放している。確かにそれが血が流れない方法とは思うが。ならばなぜNATOに入れるといったのか。言葉に責任が伴っていない。オバマ並みに無能な大統領だ。

 

読売新聞

2021年4月、プーチンとバイデンは電話会談し、ロシア軍はウクライナ国境とクリミアに集結させていた軍の撤収を開始した。

8月ゼレンスキーはクリミア奪還を目指す「クリミア・プラットフォーム」をキエフで開催。46の国、機関が参加。会議に参加すれば対抗措置を取るとプーチンは警告。

10月ウクライナは親ロ派支配地域での戦闘にトルコ制ドローンを投入。(おそらく体当たりして自爆するやつか)

10月下旬ロシアはウクライナ国境に部隊を集結、さらに増派を続けた。

12月中旬ロシアはNATOとアメリカに対しNATOをこれ以上拡大させないとする条約案を提示。ウクライナをNATOに加盟させないことに強くこだわった。

2022年1月、アメリカとNATOはロシアの提案を拒否。

2月21日プーチンはウクライナ東部を独立国として承認。

24日侵攻開始。

 

ゼレンスキーは中途半端に奪還を目指していたんですね。多分ロシアとの全面対決は想定していなかったと思う。ゼレンスキーとバイデンの政治センスのなさが今回の事態を招いた。プーチンに善人になってくれと言ったってなるはずがない。トランプはプーチンを称賛している。それもどうかと思うが、トランプなら絶対にNATOをウクライナに進めるとは言わなかったと思う。

 

2004年と2014年に親ロ派政権を倒す親欧米派のクーデターがあった。オレンジ革命などと言っているが選挙で選ばれた政権を力づくで倒したんだからクーデターだろう。次の選挙まで待てばよかった話。報道では民主主義派が行ったといっているが選挙で選ばれた政権を武力で倒したんだからクーデターだろう。革命というけど革命って絶対王政とか、貴族政を武力で倒すことじゃないですかね。選挙で選ばれた政府を武力で倒すのは革命じゃないと思う。マスコミの報道はおかしい。

 

2・28

ベラルーシが参戦するらしい。こうなってくるとウクライナという国を解体させるところまでプーチンは考えているのではないかとも思う。ベラルーシも参戦するkらには見返りを考えているのではないか。自国国境のウクライナの国土を削るのでは。ロシアはクリミアと東部親ロ派支配地域を結ぶ線を確保しようとしている。回廊だ。

ゼレンスキーはクリミアや東部を叩いてきたが、プーチンの攻撃で自国を中立化するという。早く言えばよかったのに。ロシアが血を流した後ではそれくらいではわりが合わないということになる。ウクライナの一部、または全土をプーチンは支配下に置くのではないか。ゼレンスキーとバイデンはNATOに入ると言うべきではなかった。ゼレンスキーはロシアが全面的に攻撃はしてくるという考えなしに攻撃してきた。バイデンもロシアの行動を予測することなく、考え無しでウクライナのNATO加入を口にした。このような政治リーダーに導かれた国民が哀れだ。最悪の事態を想定しながらリーダーは行動しなければならない。

 

BSフジプライムニュース

東郷和彦(東郷平八郎の孫?外務省で佐藤優の上司。ロシア班)

ロシアとウクライナ、ベラルーシはスラブの兄弟みたいなもの。お兄さんであるロシアが弟であるウクライナを叩いている。長く続けばロシア内で戦争反対の声が起こる。プーチンは早期に収めたいはず。2国間協議のメンバーを見るとこの人たちで解決できるのかどうかわからない。(決定権がないということか。決定権を持たないなら決め事はできない)がっかりです。ウクライナの中立化条約しか解決はないと思う。ゼレンスキーがNATOに入りたい入りたい言ってたら解決にならない。

56年間ロシアと付き合ってきたが今回のようにショックで残念だったことは初めてだ。

ゼレンスキーは2014年のミンスク合意(独仏露ウクライナによる和平協定、ドネツクルガンスクの2州に自治権を与えるというもの)を守ろうとしなかった。ドネツク、ルガンスク州知事をテロリストと呼んでいた。ゼレンスキーがミンスク合意を守る姿勢を見せていたら情勢は全く変わっていたと思われる。(マスコミはこういったロシア目線の報道はほとんどしていない)ミンスク合意ができないためプーチンは両州の独立を考えたと思う。(ゼレンスキーの小さな野心が大きな火事になってしまった)

ゼレンスキーがもしすぐに両州の独立を認めるというとウクライナに親ロ派の人たちはいなくなりNATOに入りやすくなる。(民族紛争を抱えている国はNATOには加入できない)プーチンも攻撃の口実を失う。そうならないように独立承認から侵攻迄間髪入れずに行った。

 

森本敏

ロシアの補給に遅れがあり武器弾薬燃料の補給に遅れがある。補給の時間稼ぎするために交渉を行っている。ウクライナが飲めない高い条件を出している。(交渉をまとめる気がない)この紛争は長ーい経過をたどるだろう。ゼレンスキーはNATOがだめならEUにと言っているが非現実的な話。NATOは政治的判断で入れるがEUはいろいろな条件をクリアしないと入れない。だから普通はNATOに入った後にEUに入っている。(ゼレンスキーには政治的な判断力が乏しい)

ロシアの侵攻を見るとウクライナ全土を抑えようという気はなかったと思える。

ミンスク合意をロシア側は守ってきたがゼレンスキーは守ろうとしなかった。(攻撃して奪還しようとしていた) NATOはNATO非加入のウクライナに軍事訓練施設を作り、ロシア国境で合同軍事訓練を行ってきた。

国際通貨決済からロシアを締め出すと言っているが、そうなるとロシアは決済に元を使うかもしれない。(元の国際通貨としての地位が上がるかも、ドルは下がるかも。)

現在の状況で一番得をしているのは中国。アメリカの視点は東アジアからヨーロッパに移っている。中国が台湾に侵攻した際どうなるのか、西側がロシアに今どういう対応をするのかということを見ている。2年後台湾で独立志向が強い政権ができた場合、中国をそれを口実に攻めてくるかもしれない。その時アメリカは何もしない。台湾が独立を口にしたことが原因だ、という見方をする。(アメリカはそういう考え方ですか。ならば台湾があまり過激にならないのもうなづける)

 

手嶋龍一

スムーズにいっていれば今頃はキエフを制圧し、ゼレンスキーを追い出し、傀儡政権の下で武装解除しロシア軍をウクライナの中に入れていた。今、ウクライナの中立化というあいまいな内容で停戦を合意するのができるのではないか。(武装、非武装など細部の内容は詰めない、あいまいな合意)

 

東郷。武装の内容抜きでの合意は不可能。

日本には今までの対ロ外交での積み重ねがある。それをプーチンに伝えることができる政治家は一人のみ。(安倍?)我々は今あまりにもウクライナに寄った対応をしている。その政治家がいけばプーチンは話を聞くはず。

 

 

3月4日長崎新聞

ウクライナによると当初ロシア軍は3日の食糧しか持ってなかった。徴兵された軍で士気が低い。 

事実なら3日かからず制圧できると思っていたんでしょう。プーチンの計算は狂っている。ただ、泥沼化、長期化するとおそらく犠牲者数も増える。お互い被害が増える。戦争は最後の外交手段だけど、なかなかうまくいくものではない。 

 

3月5日

ロシア軍はザポロジエ原発に砲撃。これを制圧した。ウクライナにある15基のうち6基に当たる大規模な施設。ウクライナの電力の2割を担う。全600万キロワット中1期100万キロワットが稼働中。4基400万キロワット分が停止に向けて冷却作業中だった。(今回の戦争のためか)

プーチンはこれまで誰もやらなかったことをやっている。原発に砲撃し、制圧する国が出てきたということだ。戦争時に原発は攻撃目標に今後なってくるだろう。原発はリスクが高い。最後の廃棄物の処理の方法は決まっておらず、いくらかかるのか誰にも分からない。日本以上にいい加減な中国みたいなところもたくさん作っているので地球規模でリスクがあると思う。国際的に考え、規制していかないとやりっぱなしになってしまう。

 

3月7日

ロシアのペスコフ大統領報道官はウクライナが憲法改正してNATOに入らないことを明記、クリミア半島と親ロシア派支配地域の独立を認めれば軍事作戦はすぐにでも止まる、と述べた、とロシア通信が伝えた。

これは侵攻前の状況の確認しウクライナに認めさせることとNATOに入らせないというだけでハードルはすごく下がったと思う。現在の侵攻地域からも兵を引くということになる。この報道が事実であるならばロシアは相当な血を流し、ほとんど何も得られなかったということになる。ウクライナに反ロシア感情を確定させてしまったことは大きな負債だ。この報道が事実なら侵攻は失敗だった。

 

3月8日読売新聞

欧米30か国が自国上空をロシア機に通過させない措置を取っている。日本は前向きな姿勢を取っていない。佐藤正久外交部会長は有効な手段だ、と。日航は紛争後ロシア上空を回避しアラスカ経由でヨーロッパに飛んでいる。3~4時間長くかかる。(15,6時間か) 全日空は中央アジア、南周りでヨーロッパに飛んでいる。2~3時間長くかかる。

日本が飛行禁止にしてもロシアの民間機はほとんど現状飛んでない。アエロフロートのモスクワ便くらいじゃないか。一方日本はロシア上空を飛ばないとヨーロッパがかなり遠くなる。制裁には参加しないほうがいいと思う。制裁している国はほとんど影響がない国だ。紛争後もプーチンが日本機の締め出しを続けたらたまったもんじゃない。やるべきではない。人道より国益が優先だ。

 

同上

ロシアはキエフ、ハリコフなど4都市に人道回廊を設置するとした。ただ回廊の行き先はロシア国内でありウクライナは反対している。ロシアは都市を無差別に爆撃、攻撃した後人道回廊を作り、退避させ制圧させる作戦をシリアでも行ってきた。民間人への無差別な攻撃は国際法違反になる。

包囲され攻撃受けたら兵士の士気も下がるのではないか。私だったら民間人のふりして戦場から逃げ出すでしょう。国際法を言うなら無差別爆撃、原爆で大量殺戮したアメリカに1回謝ってほしいと思います。規模が断然違う。悪質だ。

ウクライナの民間人をロシアに連れて行くというのは何を考えているのかわからない。

 

プーチンは、おそらく2,3日で終わらせてゼレンスキーを退陣させて傀儡政権を立てるつもりだったのでは。プーチンは落としどころが見えなくなっていたのかもしれない。2,3日で事が終わるとは甘く見過ぎじゃないか。プーチンも判断力落ちてきたか?

 

3月7日BSフジプライムニュース

元空将 織田邦男氏

ウクライナ領内のレーダーは破壊されており、その状態では航空機は活動できない。ポーランド領内で西側は空中警戒機を飛ばしている。その情報をウクライナは受け取り活用しているのではないか。(戦争に西側が参加しているということになる。プーチンは知ってて黙認しているのか?) ウクライナの制空権は携帯型ミサイルスティンガーがある程度。(ロシア対アフガニスタンの紛争の時アメリカがイスラム義勇兵に提供したやつか。いまだに使えるのか)見える範囲内でしか使えない。これもレーダーと一体的に運用すると機能性が高まる。(航空機がどこからどの方向に向かっているかわかっていれば準備して打つのを待てる。射程は5km程度。)今のところこれが効いている。

2021,11月の段階でアメリカはプーチンの目標はキエフだとつかんでいた。(ならばなぜNATOに入れるといったのか?攻めてくると思わなかったのか?ゼレンスキーの亡命を提案するくらいだからバイデンは恐らく全く想定せずにNATO入りを提案している。)

 

佐藤正久

モルドバの東側に細長ーく沿ドニエストル共和国というのがある。ロシアくらいしか承認していないがロシア系が支配している。オデッサを抜いてここまでつなげればウクライナの黒海への出口は無くなり内陸国になってしまう。そういう考えもあるかも。

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ウクライナはこことモルドバによって分断されている感じ。

 

小泉悠

ロシアはこの30年どうすれば全面的な核戦争にならずに核を使うことができるのかということをずっと考えてきた。脅しで一発撃ってみるとか。 NATOの国の沖合で1発だけ爆発させるなど。オバマ政権時米軍基地に1発だけ低出力核を打ち込んできたときにどう対応するか、検討していたという情報がリークされている。検討チームはそのシナリオに対して通常兵器で反抗する、またはベラルーシに2,3発撃ちこむなどのシナリオを検討していた。

今回の紛争ではクリミア併合の時の熱狂さとはかなり異なりロシア人の中に反戦気分が強い。外国企業の撤退、経済制裁を受けこれまでプーチンに近かった実業家も離れている。今の状況で長く戦争を続けることは困難。

ロシア軍はタイヤがパンクしたりしてキエフへの兵站(燃料食料)が滞っている。車列が64㎞にわたって渋滞している。(2日米国防省) 兵站に苦慮している。(故に攻撃を仕掛けられない。交渉はこれの時間稼ぎともみられる) ウクライナ軍の対戦車ミサイルジャベリンが機能している。これは歩兵が携帯して打ち込む。相手を認識して近くに行くと上に上昇して上からたたく。(戦車の装甲は前に厚く上に薄い) 

ベラルーシは今回憲法改正し中立条項を破棄し、核兵器の持ち込みを可能にした。ポーランドの横にロシアが出張ってきている感じ。

 

アメリカは非難できない。なぜなら人口密集地に2発撃ちこんだ前科があるから。アメリカは核を使ったことを反省し謝罪しないといけない。それがないとロシアの考えに間違っているとは言えないのでは。

 

3月17日読売新聞

16日、タス通信によるとロシアのペスコフ報道官はウクライナに対する停戦協議でスウェーデンやオーストラリアをモデルとする中立化する案を議論していると明らかにした。自国の軍隊を持った上で他国との軍事同盟には参加しない。これが妥協点になるとなりうると表明。ウクライナは反発。安全の保障を求めた。

前回3月7日の記載同様プーチンとしてはかなり妥協した内容だ。領土は削るかもしれないが現政権を壊すところまで踏み込んでいない。電撃作戦に失敗し、泥沼化しそうになる中、早く妥協点を見つけたいのだろう。ウクライナがNATOにこだわると泥沼化する。時間をかければお互い傷が深くなる。欲をかくと負債が大きくなる。ゼレンスキーがNATOにこだわった結果戦争に至った。この人は政治家じゃなさそうだから何かを捨てて妥協するということはしにくいのかもしれない。

 

3月24日読売新聞

ロシア軍、キエフ包囲網は停滞、東部南部制圧を重視か。マリウポリに向けて海上から砲撃しているとアメリカが明らかにした。アメリカ政策研究機関はロシアが地上軍を投入する可能性は低く、遠距離からの無差別攻撃が数か月続くシナリオに言及した。アメリカ、カービー報道官はロシア軍の燃料食料不足は深刻化している、ロシアは投入した戦力の1割を喪失したという見方を示した。

プーチンは当初の政権交代のシナリオをあきらめ領土を削れるだけ削る考えに移ったんだろう。地上軍の投入は消耗が激しいので包囲して市街地を無差別に砲撃し、自軍が安全な立場でゆっくり降参するのを待つ作戦か。

 

ゼレンスキーはアメリカ国民に対して真珠湾攻撃を思い出してほしいと言った。ロシアがやっていることは日本と同じだと。その一方日本には対ロ制裁やその他支援を求めてくる。真珠湾攻撃がどのような経過で行われたか彼は恐らく知らないだろう。大国アメリカが日本を経済制裁で締め上げていたこと。マッカーサーは戦後日本は自衛のための戦争だったと言っている。ルーズベルトはドイツを叩きたかったが国内世論は反戦一色。計画した日本は間抜けだと思うがそのシナリオを作ったのはアメリカだ。

ゼレンスキーに対して援助するのも間抜けに思う。お前ら悪いことしたと言われながら金を出している。プライドはないのか?

 

2022.5.1読売新聞

プーチンはロシア系が多い東南部では解放者として歓迎されると思っていたようだ。だが激しい抵抗にあいロシア系住民を含めて無差別に攻撃。そのためロシア系住民も反ロシア感情が強まった。支配地域で住民投票しようとしていたが、反露感情の高まりを受けてこれを延期。(投票おこなうと負ける可能性があると判断)

もし、ある程度の停戦、沈静化が得られたとしても支配下地域での反露感情が強ければ治安は悪くなるだろうし、ウクライナもそれを利用して奪還を虎視眈々と狙うはず。今後100年単位で紛争地として残るのでは?イラク戦争ではブッシュやラムズフェルドなどはイラクに行けばフセインからの解放者として歓迎されるという妄想を持っていた。多大な犠牲を払って何も得られず、治安の悪い国を作っただけだった。今回も同じ構図に思える。プーチンは自分の考えと違う人を遠ざけていたと書いてあった。イエスマンで固めていたようだ。あらゆる意味で今回の侵攻は失敗だったと思う。

 

 

2023.12.8長崎新聞

6日夜G7テレビ会談を岸田首相は行った。その中で6600億円の支援を表明した。

 

G7の中で何か金を出さないといけないようなムードがあったんだろうけど、間接的であれ、金を渡せば戦争支援になると思う。ゼレンスキーはクリミアを奪還するまでやると言ってる。そんなことになればプーチンは失脚につながるかもしれないので絶対に引けない。泥沼だ。捨て銭だ。お互い妥協点を見つけて停戦する方がいいと思う。ウクライナは被害者でドロボーに土地を取られるということになるかもしれないけど、正義、道理、など貫くことと国民が死ぬことと比べたら停戦が望ましいと思う。どうしても続けたいなら他国にねだらず自分たちでやるべきだろう。中間部に別の国みたいなの作って妥協するのがいいのではないかと個人的には思っています。プーチンはもう長くなさそうだからロシアが弱ったタイミングで失地回復する方がベター。中間部でロシアよりの人が多いならロシアのままでもやむなし。ウイグルチベットの人たちはもっとひどい目にあっている。

 

 

2024.2.3長崎新聞

ウクライナの無人水上艇がロシアミサイル艇を撃沈した。ロシアは危険のためクリミアからロシア南部に海軍力を後退させている。

従来の船はでかくて的が大きいから当てやすい。沈むと死者が出る。日本はなかなか有人の船は使えないと思う。無人艇、潜水艦の開発が遅れている。空母に航空機といった戦略は第二次大戦で日本が開発した。だが、その後空母が戦局を変えるような働きは見せていない。でかい船を見せて圧をかけているくらいだ。もう80年前の古い考え。空母は小型ドローン搭載のミニ空母が有効だと思う。ドローンは足が短いので。安価で大量に作れば効果的。沈んでも惜しくないくらいにしたい。

戦車もウクライナで歩兵からやられてしまいあまり役に立たなかった。活躍は湾岸戦争まででした。

 

 

2月21日読売新聞

ウクライナで厭戦気分。若者のルーマニアやモルドバへの違法出国が増えている。(亡命のようなものか) ルーマニアは手厚く保護している。イギリスBBCによると数万人が出国した、と。ウクライナは18歳から60歳までの男性の出国を厳しく禁止している。ドローンなど使用し警戒している。兵士の平均年齢は40歳までアップしている。現在27歳である徴兵下限を25歳に下げる法案が審議されている。

停戦すると侵略したプーチンが利を得て、悪者に得をさせる、などという人もいるが、死者を出さないほうが大事だと思う。戦争継続したい人が前線に行けばいい。とりあえず停戦してロシアへの制裁は経済を中心に根気強く行ってはどうかと思う。不法に占拠したほうが得をするのはけしからん、という日本人もいるが、北方4島はまさにそうだから、そう思う人は取り返しに行けばいい。今はチャンス。正義は勝つ、のではなく勝ったほうが正義になる。ドフラミンゴの名言(ワンピース) 義を振りかざしてこのまま犠牲者が増えるのは不幸だ。プーチンはおそらく早く戦争をやめたい。このまま続けると自身の立場が危うくなる。トランプは恐らくゼレンスキーをねじ伏せて停戦を合意させるつもりではないか。継戦を望むのはゼレンスキーと戦争と関係がないウクライナ国民だけじゃないか。国民の人気が高かった軍トップを更迭したのは焦りか。(彼は厳しい戦況を示していた)

 

 

2月23日長崎新聞

ウクライナの世論調査で戦争継続を73%の人が支持。全土奪還できるとした人は65%。部分的領土損失を容認する人は前回調査の25%から32%にアップ。しかし、即時停戦を考える人は圧倒的に少なかった。

これはどうしようもない。市民はゼレンスキーを支持している。さらに殺し合いが続くか。ロシアが弱体化すると極東では中国のプレゼンスが強くなる。これは日本にとってマイナス。ロシアに日本を攻めてくる力はないが中国は現在進行形で攻めてきている。