都庁記述式の行政学は平成19年度より出題が始まりました。
そのため未だ過去問の問題のストックは少ないといえます
ただしその傾向は他の科目と同様都庁や特別区の過去問に類似する問題が出題されています
例えば平成27年度は「行政組織におけるラインとスタッフについて説明せよ。」という問題でした
この問題は特別区平成15年で出題された「行政組織におけるライン組織とスタッフ組織について説明せ
よ。」という問題とほぼ同一といえます。
また都庁平成26年度の「稟議制について、長所と短所に言及して説明せよ。」という問題は特別区平成18
年の「稟議制について説明せよ。」という問題とほぼ同一です。
さらに都庁平成25年度の「行政委員会及び審議会について説明せよ。」という問題は特別区平成17年度
の「行政委員会と審議会について説明せよ。」と同一です。
これらの傾向を見ると都庁行政学の問題は特に特別区の問題からの出題が顕著といえます。
そして特別区の問題で未だ都庁で出題されていない問題としては「リンドブロムのインクリメンタリズムに
ついて説明せよ。」、「オンブズマン制度について説明せよ。」があります。
来年の都庁記述式行政法の問題としてはこの2つの問題が大本命といえるのではないかと考えます
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