フィンランドと言えばトナカイ...と思われがちですが、奴らの生息域はラップランド域のみです。

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つまりフィンランド北部、全フィンランドの1/3程度のエリアにしか住んでません。
そして、野生のトナカイは存在しません。
あれみーんな家畜なんです
放牧されてるだけ。
厳密に言えば、生まれたばかりの子トナカイはまだマークを付けていない=誰のものでもないので、ある意味野生のトナカイなのかも??
トナカイはフィン語でPoroと言います。
発音はそのまま「ポロ」です。
子トナカイはVasaと言います。
発音はやっぱりそのまま「ヴァサ」です
昨日の記事で我が家が購入する、と書いた子トナカイは、このvasaのことですね。
アンテさんの知り合いにトナカイ農家の人がいるので、そこからいつも購入します。
トナカイ農家の方に
「何頭トナカイがいるんですか?」
と聞くのは大変失礼です。
と言うことを知らない時に、思わず聞いてしまったことがありました。
農家の方は笑って
「Kahden puolen puuta」
と答えられました。
木の両側
という意味です。
これはトナカイの群れが木に向かって走った時、二手に分かれる、といった情景から出来た言葉だそうです。
つまり、2頭以上、ということですね
頭数を聞くことが失礼に当たる理由は、トナカイが彼等の財産だから。
「あなたの銀行口座にお金いくらありますか?」
と同義語になってしまうんですね
まぁ農家側も聞かれることに慣れているからこそ、こういう受け答えをするのでしょうが
さて、トナカイ農家さんにはそれぞれのマークがあります。
トナカイの耳を見ればどの農家さんのトナカイかが分かるのです。
こんな風に耳に切れ込みを入れて所有権をマークするのです。
なので、生まれたばかりの子トナカイを攫われ、自分のマークをつける前にマークを付けられてしまったら...
というわけで、その時期はトナカイ農家さんピリピリしてます
そして、今は新しい農家は受け入れないように決まっているそうな...。
つまりトナカイの譲渡や売買はトナカイ農家間でのみ行われるようです。
時々催し物の商品に
「子トナカイ」
があったりしますが、あれはトナカイ丸々が貰えるだけで、所有権自体が商品になっているわけではないらしいです。
まぁ子トナカイ丸々って中々高価ですからね...。
スーパーで売られているトナカイ肉は高価ですが、トナカイ農家から直接買えば多少お買い得です。
更に自分で解体すれば、もっと値引いてくれます
アンテさんは自分で解体する人...狩人だから
ヘラジカで学んだ解体術を駆使して捌いてくれます。
我が家の小さなキッチンでね!!
めちゃ時間かかるしテーブル小さくて肉塊収まらないし血とか色々汚れるし...
でも安くなるし肉美味しいから目を瞑る!!
なんならちょっとなら手伝っちゃう!!
さてそんなトナカイ農家とトナカイ肉の値段に関するジョーク。
裕福なトナカイ農家の息子が進学でヘルシンキへ。
涙の見送り中に、両親が
「向こうでもちゃんと実家にいた時のように食べるんだぞ!!」
と生活費を手渡しながら激励。
その1週間後息子から入電。
「父さん、お金追加で送って!」
「何だと!?まだ1週間しか経ってないぞ!何に使ったんだ!!」
受話器の向こうから息子が涙声で
「トナカイ肉とサーモンだよ!!ヘルシンキだとめっちゃ高い!!」
真面目に南だとトナカイ肉めちゃ高いです
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