前回、私は民間療法より抗がん剤を信じるというような事を書きましたが、少し前に高須クリニックの高須院長も、とても頷ける事をおっしゃっていました。


『毒を薬として使うのが医学です』

『毒にも薬にもならないものはおまじないです』と。


 高須院長がこの言葉をおっしゃったのは、ツイッターである女性からガンである高須院長に対して「断食しないんですか?」という意見が来たことがキッカケでした。


 そのツイッターの女性が断食という事を言ったように、民間療法には断食をする事によって病気にならないとか、断食でガンは治るという本まで出ています。


 ですが高須院長はその問いに対して

『断食なんかしたら癌患者は死にます。癌は消耗戦です。栄養の予備力があるから戦えるのです』と答えていました。


 これ私は自分の体験から、全くその通りだと思いました。


 しっかり食べて元気でいないと、癌はもちろん抗がん剤にも負けてしまいます。



 それから、私も癌になってから食べた経験のある『玄米』ですが、どうやら気をつけなければいけない食べ物のようなのです。


 というのも、手術後に腸閉塞を予防する際には玄米は消化の悪い物としてあまり食べない方が良いものらしいのです。


 食物繊維が多いので一見、良いように思いますが不溶性食物繊維が多く含まれているらしく、腸閉塞にはよくないようです。


 更に玄米の事を調べていくと「言うほど栄養価は高くない、他の食べ物やサプリメントでも代用できる」という事が書かれた本や記事も読みました。


 そして玄米には、健康リスクもあると言うのです。

 それがフィチン酸です。

 フィチン酸は鉄や亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどの吸収を阻害し身体の外に排出してしまうんだそうです。


 その上、ヒ素が白米に比べて含有率が2〜3倍あるというデータまでありました。

 その記事によると、日本人が摂取する無機ヒ素の約60%は米と米製品からで、精米をしない全粒の玄米はどうしてもヒ素が多いというのです。


 もちろんだからといって食べてはいけないものではないです。

「玄米は体にいいんだ、だからどんどん食べよう」

 は危険かもしれないという話です。


 玄米の悪い所を色々書いてきましたが、玄米を食べるなという事ではなく、癌などになった時に藁にもすがる思いで食べるには実は不向きな食べ物だったという事のようです。



 癌になると、少しでも体に良いんじゃなかというものは試したくなりますよね。

 玄米のように手軽に誰もが試せるものは尚更です。


 でもだからこそ、イメージだけで信じず色々な情報を見聞きして本当にいいのか悪いのかを私たちは判断していかなくてはいけないのだと思います。



 ※私が本やネットなどの情報から得た知識で書いています。

 詳しくは専門家にご確認ください。

 ガンだと分かる前の入院時、暇だった私は携帯の電子書籍で『ブラックジャックによろしく』を読んでいました。


 内容を知っている方なら、入院時に読むマンガとしてはふさわしくないと思うことでしょう。


 このマンガの中には、ガン患者がクローズアップされるシリーズがあります。


 主に二人のすい臓がん患者が出てきて、一人は抗がん剤を使わずに穏やかに過ごす女性。

 もう一人は抗がん剤治療をしながら、どんどん弱っていく女性です。


 私はこれを読んだ時、まだ自分がその時ガンだと分かっていなかったけれど、もし自分がガンになったのなら、抗がん剤は使いたくないと思いました。


 だって抗がん剤を使わない女性は、末期なのに綺麗に穏やかに生活の質も落とすことなく過ごしているのに対して、抗がん剤を使った女性は苦しみ、どんどん体調が悪くなっていくのです。


 けれど二人とも治るわけじゃないんです。

 だったら苦しまない方がいいじゃないですか。


 抗がん剤は種類がとても多く、ガンによっても使うものが違ってきます。

 けれどこの本を読んだ時はそこまで知りません。


 テレビや映画などからの情報でも、抗がん剤は辛くて苦しいものなんだと思っていました。

 その上ネットでよく見かける情報では、抗がん剤は毒だ、やったら死期を早めるというものがわんさかあります。


 ブラックジャックによろしくが悪いわけではないですが、抗がん剤が怖いものだと私はその時強く認識しました。



 その1ヶ月後ぐらいに、子宮体癌だと分かります。


 まだ最初の診断時は手術だけで、抗がん剤治療は私の治療の予定にありませんでした。


 けれど自分がガンだと分かった私は、怖さを和らげるためにも色々と情報を集めて勉強をしました。


 そこで、強烈に『抗がん剤は怖いもの』と思っていた気持ちが変わる事になります。


 抗がん剤治療をした事によって、ガンを克服した人の話や情報もたくさん読んだからです。

 その逆に、抗がん剤より民間療法を重要視して亡くなってしまった人の情報もいくつも読みました。


 あれ?意外に抗がん剤って悪くないんじゃないか?

 そう思い始めてきました。


 そんな私が、手術の1ヶ月後に抗がん剤をする事になります。

『抗がん剤=悪』

 とはもう思っていなかった私ですが、それでも怖かったです。


 怖くて怖くて、不安で不安で、そんな私の気持ちが少し和らいだのは抗がん剤前日に受けた薬剤師さんからの説明でした。


「抗がん剤の後の体調不良は人により違いますが大抵は『二日酔い』みたいなものです」

 とそう聞いて、少し意外でした。

 二日酔い?そんなものなの?と。


 そしていよいよ実際に抗がん剤をやってみると、ドラマやマンガで見るような酷い吐き気もなく、本当に二日酔いのような感じで済みました。


 まぁこれに関しては個人差があるでしょうが。


 昔のテレビドラマのような恐ろしい吐き気がこないのは、良い副作用を抑える薬が出来てそれを抗がん剤前に飲むようになったからのようでした。


 自分が抗がん剤治療をしたからこそ知りました、抗がん剤治療も進んでいるんだと。

 ちゃんと副作用を抑える薬だって出来ていたんだと。


 こうやって自分自身が抗がん剤治療を体験してみて、更に私は抗がん剤=悪という考えをなくしました。


 むしろネットに転がっている、抗がん剤=悪、それよりも民間療法という意見こそ怖くなり始めました。


 そんな矢先に、某有名な方が抗がん剤治療よりも民間療法を優先して、そのために命を落としたというような記事を読みました。


 この記事の全てが本当かどうかは分かりませんが、この記事以外にも似たような噂は耳にしていたので私は更に民間療法の胡散臭さを感じるようになりました。


 人それぞれ考えがありますし、私の意見が正しいとは言い切りません。

 ですがそういった経緯があり私は個人的に抗がん剤より、民間療法だけに頼る方が支持できないのです。


 という事が今回書きたかったのです。


 またこの事については書いてみたいと思います。

 今週はガンセンターの診察がありました。


 夏だから大丈夫だろうと思っていたら、涼しい日だったからか久々に手をお湯につけてからの採血になりました。


 ここのところ、どの看護師さんも失敗する事なく一発でとってくださる。

 今回の看護師さんも、お湯つけがあったから不安ではあったけれど一発だった。


 私の場合せっかく血が出るところを見つけられても、角度が悪くて出が良く無かったり、途中で止まってしまったりする事がある。


 それもここのところ無くなってきている。

 血管や血の状態が良くなってきているのだろうか?


 診察でも毎回の内診で、細胞診と超音波をやったけれど状態は綺麗でいいと言って頂けた。


 再発するなら、そろそろなんじゃない?

 と勝手に不安に思っていたけれど、どうやら大丈夫そうだ。


 血液検査の結果も腫瘍マーカーの数値も問題ないし、肝臓や腎臓、血糖の数値も良くなってきているとの事だった。


 糖尿病の病院でも、肝臓と血糖の数値はかなり良くなってきたと褒められたところだった。


 食事を特に気をつけたというわけじゃない。

 逆にお昼ご飯を食べるようになったり、夜もしっかり食べるようになった。


 栄養指導の先生が、食べないよりちゃんと食べる方が血糖にも良いと言っていたけれど本当にその通りなんだなと検査結果で実感した。


 私が口で「先生がこう言っていたから」だけでは食べて良い免罪符には中々ならないような気がするけれど、こうやって数値として結果が出ると「食べないより食べるって大事なんだな」と自信が持てた。

 髪が抜けると必要になるのがウィッグ。

 私は言いにくいからカツラと言ってた。


 カツラはどういう頻度で利用するかによって選んだら良いと思う。


 というのもね、私はすっごく高い医療用のカツラを買ったんだ。

 それはね営業職をしていて毎日カツラ着用で仕事に行って毎日同じ髪型でキチンとしていないといけなかったから、耐久性の高いカツラじゃないとと思ったからなんだ。


 もし専業主婦だったり、髪型がコロコロ変わっても問題の無い職場だったら安いカツラを複数買って楽しむのもアリだと思う。


 個人差はあるけれど、カツラが必要なのは抗がん剤中とその後八ヶ月ぐらい。


 その間もてばいいのだから、高い何十万もするカツラが必要かどうかは自分の状況によって検討したら良いと思う。


 色んな人に、お世辞なのか「カツラに見えない」と言ってもらったカツラだけど高いの買って良かったなと思ったのは耐久性があった事ぐらいかなと思う。


 色々調べたところによると、カツラは人毛100%だと良さそうに思えるかもしれないけど、それだと扱いにくくお手入れが大変なので、人毛ミックスというのがおススメと言ってる人やサイトが多かった。


 だから私もそれにしたんだけど、それだって値段がピンからキリまである。


 私が高いのを選んだもう一つの理由は、どんなものを選んだら良いか分からなかったからこそ、そのアドバイスやメンテナンスをしてくれる病院内の美容院が楽だし安心だと思ったから。

 そこのカツラはどれもとても高かったんだよ。

 安いのでも10万円ぐらい。


 けれどね買って使ってみたからこそ思ったのは、そこまで高いものを買わなくてもそこその値段の物を買って、色々服を着替えるように楽しんでみるのもありだと思った事。


 同じ髪型で過ごす必要のない人は断然そのやり方がおススメ。


 後ね、カツラじゃなくて帽子なんだけど個人的にはケア帽子が最強だった。

 何と言っても楽!肌触りが良いもののお気に入りをいくつか持ってたよ。


 私は普通の外出にも、部屋で過ごす時にかぶるようなケア帽子を被って出かけてた。


 周りの人にバレると思うかもしれないけれど、むしろ知ってくれて構わないと私は思ってた。

 特にさ、外食する時にカツラだったらいんだけどケア帽子じゃない帽子を被ったまま食事をするって私には抵抗があって、それだったらケア帽子で「私今抗がん剤中なんです、帽子かぶったまま食事失礼します」というのを何も言わずにアピールできるかなとも思ったんだよね。


 そしてケア帽子以外に良かったのが、大きめのキャスケット帽。

 マリオやルイージたちみたいな横にふっくらタイプじゃなくて、後ろにかけて丸みのあるタイプが女性にはいいと思う。


 というのも、そういうキャスケットだと『長い髪をまとめて帽子の中に入れてます風』に見せられるからね。


 私は帽子に髪の毛がついてるタイプは買わなかったな。

 それだったらカツラ被ればいいからね。


 けど前髪だけのカツラというか髪の毛の束みたいなのは安いのを一個持ってたよ。

 でもね、ズレるし面倒くさい。何より安物だったから不自然じゃないようにセットするのに時間かかるんだよね。


 抗がん剤中の体がキツイ時にそこまで気を使っていられなかった。

 という意味でも私にとってはやっぱりケア帽子が一番だったな。

 抗がん剤が終わって髪がはえてきて、カツラを卒業してから約1年が経ちました。

 まだそんなもんなんだね。2年ぐらい経ってるかと思ってた。


 抗がん剤やる前は、髪が抜けるなんてすっごく嫌だと思っていたし不安もいっぱいだった。


 けれど今にして思うと、良い経験したと思う。


 これから抗がん剤をやる予定で、髪が抜けるのが嫌だな、不安だなと思う方は私が楽しんだ事を書いてみるので、こんな人もいるんだと気持ちを楽にしてもらえたら嬉しいです。



 何度か書いたけれど、私は髪が抜け始めた時に自分で鏡でその姿を見る時のショックが嫌だったから金髪にしたんだよね。


 あれは成功だった。

 ごっそり抜けた毛を見ても、自分の毛じゃないみたいでショックじゃなかった。

 それに何と言っても、普段出来ない髪色を短い期間だけど楽しめたしね。


 髪が薄くなっても私が目論んだ通り、所さんや小堺さんのように地肌に近い色だから残った髪が悪目立ちしなくて良かった。


 それとね、よく先手を打って坊主にしちゃうという話を見聞きするんだけど、それをすると抜けた細かな毛がチクチクあちこちについて困るというのも聞いたことがある。


 落ち武者状態は落ち着かないし、見た目も可愛くないし坊主にしたくなる気持ちは分かるんだけどそれならチクチクしない程度に短くするにとどめた方が良いみたい。


 抜け出した髪があちこちに落ちないようにかぶる使い捨てケープみたいなのをカツラを買った美容院で勧められて買ったけれど、個人的にはあれあまりいらなかった。


 寝てる間につけてみたんだけど、寝てる間に抜けるって私はさほど無かった。



 あと落ち武者が嫌だからといって、自分で抜けそうな毛を抜いてしまうのもあまり良くないらしい。


 まだ抜けていない毛を自分で抜いちゃうと毛穴が痛んで、抗がん剤終了後に生えてくる時にくせ毛度合いが強くなりやすいだって。


 抗がん剤後はほとんどの人がくせ毛として生えてくるんだけど、自分で抜くと更にクルンクルンの将来が。


 私も抜きたかった。落ち武者よりスッキリした方がいいもん。

 だけどブチブチやるのは、あまり良くないんだなと色々な人の話を聞いたりネットで調べたりして知ったよ。