今朝の新聞記事で国立がん研究センターが
ガンの3年生存率を初めて発表したというニュースがあった。
そこには子宮体癌は3年生存率は85.5%
5年生存率は82.5%と載っていた。
肝臓、食道、肺、膵臓に比べたら
かなり高い数値だが
やはり経験した身としては気にはなってしまう。
そして今回のこのニュースは各新聞社のウェブ版にも載せられていたので
各SNSで、一般の人たちのニュースに対する意見も目に入ってきた。
3年だろうが5年だろうが
生存率以上に、その一般の人たちの意見の方が
気持ちをザワザワさせた。
というのも、ガン治療に対して無知な人があまりにも多い事と
「ガンになったら諦めて治療しない」
というような意見が結構、見られたからだ。
ガンになったら諦める、治療しないという意見は
仕事柄、耳にする事は良くある。
これは圧倒的にというか私が出会った人は
100%男性だった。
そうなった時の自分を想像するのが怖いからそう言うのだろうか?
さすがにお客様がそう仰っていた時は
それなりにやり過ごすが
プライベートで出会ったり、ネットで見かけたら
「何言ってんだ」
と言いたくなる。
ガンになったら諦めるのではなく
まずは自分自身で自分の病気を勉強し
先生からの治療を他人事ではなく理解して挑んでいくぐらいでないと
死ぬ、死なないの前に
その後の生活水準QOLを自分が納得しないままに
下げてしまう治療を知らず知らずに受けてしまかもしれない。
そして治療が遅れた事でやはり、生活水準が下がってしまう事になるかもしれない。
それを分かっていない、知らない人がとても多いと感じる。
今はセカンドオピニオンを受ける人も多いから
納得できない治療だったら、他の先生の意見を求めるのもアリなのに
投げやりで過ごしてしまったら
「ガン」
で今まで通りの体でいられなくなるのではなく
「ガンを治療する過程での医療行為」
によってどこかしら体が不自由になってしまう事もある。
それがいけない、避けなければという事ではなく
ちゃんと自分で知識を得て、自分なりの対策や心の準備等もしておけば
その後、そういった治療を受けた後に
前向きに生活していきやすくなる。
そうすれば免疫力も上がるだろうし、大事ではないだろうか。
昔はガンになっても本人には告知されないという事が多々あった。
今は告知するのが当たり前。
それは本人も知った上で治療に挑んだ方が
上で書いてきたように良いからではないだろうかと思う。