さっき、タクヤくんから電話があった。

私が落ち込みまくっているのを察知して
励ましの電話をしてくれたのだ。

けれど、私が誤解するようなことばかり言うのだ。

「一人で生きて行こうと思ってるのか?まぁ、それが出来るなら
それに越したことはない。」

なんて言うから
私は沈んでることもあって

私を突き放してるの?
私に一人で生きろって言ってるの?

と考えてしまう。

そして、泣きそうになってると

「でも、一人よりは二人で生きる方がいいだろう?」

と言ってくる。

どっちなのさ。

出かかった涙も迷ってしまう。


ハッキリしないから

去年の今頃、私はフラれたと思い込んでたんだよね・・・
という話をしたら

「ああ、あれか、あの時と今と
何も変わってないぞ。今でも、同じだ。(早くこないと)お前の居場所は無い。

こっちで、好みの小さくて可愛い子がいたら
声かけたり、お近づきになろうとしたいと思うだろう。

それを止める権利があるのか?」

なんて言ってくる。

ただでさえ、落ち込んでる私は
この言葉をそのままストレートに受け取って悲しくなり

言い返せず「うん」と言ってしまう。

そしてマジ泣き状態。


そこで、焦ったのか
彼は「いや、まぁ、それはもしもの話だ。」

と付け加える。

もしもだろうが、彼がそういうこと考えてるんだと思うと悲しくなって
やっぱり泣きたくなった。

電話の向こうで、私が本当に泣きそうなのを察知したのか、彼は

「そうやって声をかける相手は、たぶん、風俗嬢だ。
でも、今は風俗いかないだろう。だから、大丈夫だ。」

なんて、一生懸命、言いわけというか
私の不安を取り除こうとする。


そこで気がついた。

彼は、私を苛めたいだけなんだよね。

からかって、会話の糸口見つけてる。
本当に、浮気する気でも、私をナイガシロにする気でもない。

鈍感な私でもさすがに分かってきて

彼のそういうところが可愛く思えてきた。

そのおかげで一気に元気になれたんだよね。

その後は、楽しく会話。
イヤなことはイヤだと言えるようになって

また彼はいつものように、軽く私をからかいだした。


贅沢ものだな、私は。