彩ちゃんシュークリーム
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お盆の15日の夕方、食事も終わり親族も帰り支度を始めようとした
ころにようやく姪の彩ちゃんが駆けつけてくれました。
両手には、白い大きな箱を持ちきれないほど抱えていました。
彼女が仏壇に手を合わせているときに、
”なんだろう”、”こっちの箱はな~に”
みんなで彼女が持ってきた箱をあさり始めました。
”おみやげです、みんなで食べてください”の一言があったので、
もう、においにつられて、ハイエナみたいに箱の中をのぞいています。
彩ちゃんは、福岡市の今泉にあるhenry and cowell のパティシエ
です。
お菓子の学校を卒業して、あちこちのお菓子の会社を渡り歩き
すでに10年がたっています。
今日持ってきたお菓子も、じぶんで焼いたものばかりです。
丸いドームみたいなチーズドーム、中のクリームが和菓子のように
優しいクリームでした。
シュークリームは、濃い生クリームがたっぷりとはいっています。
”名前は、つけた?”
”う~ん、いいぇまだ”
”そりゃあ、だめだよ、彩ちゃんシュークリームにしなさい”
勝手に名前をつけてしまいました。
美味しいものには、名前が必要です。
”彩ちゃん、名前を付けたくなるお菓子をいっぱいつくりなさい”
こんな時、経験豊富なおじさんは、いっぱしに偉く見えるのでした。
母の初盆でした。
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今年は、なくなった母の初盆でした。
12日に、初盆の準備を手伝おうと思っていましたが、福岡に着くと
すっかり準備が整っていました。祭壇のまわりもすっかりきれいに
出来上がっています。カーテンの端切れを送っていたのですが、
上手に使って祭壇を囲っていました。
兄も兄嫁もなかなか器用です。
”葬儀屋さんに電話したらね、何万もするんだって!”
”これで結構いけるでしょう?”
”もう、充分、充分”
弟の嫁さんも、姉の息子夫婦もみんな納得です。
刺繍入りのレースをふんだんに使って、写真も飾られています。
13日から、15日まで、弔問客が大勢みえてありがたいことでした。
お寺の住職が、お経をあげに見えましたが、
”昔亡くなったお父さんと、昨年亡くなったお母さんが手をつないで
一緒に居られるように見えました。”
お経をあげた後に、そんな感想を言われたのでみんな感心していました
そののち、みんなで写真をとりましたが、私の娘や、息子が欠席した
のは、ちょっと残念でした。
それでも普段会えない人や、学生時代の美術部仲間に会えたり、
年取った親戚のおじさん、おばさんに会えたりして、いいお盆に
なりました。
法事というのは、普段会えない人達に会える素晴らしい行事だと思いま
す。
行き来のなかった人達が、法事が縁でいい関係に修復できたり、
親交が深まったりします。
わいわい、がやがや言いながら、集合写真をとりました。
”おじさん、だめやん、デジカメのタイマーの使い方もわからんと?”
4だい、5台のデジカメが、出番を待ちながら、タイマーを使って
次々にフラッシュが光ります。
”あ~目をつぶってしまった~”
”いつものことやろ、いつかちゃんと写っとうよ”
集合写真が本当に好きな親族です。
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2475キロの運転でした。
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福岡に車で帰る用事がありました。最初は母の初盆なので帰福のためにスカイマークの
搭乗券を予約していました。
すると、突然家内が車で行きたいと言い出して、搭乗券をキャンセル。
福岡までは、1200キロあります。
いきなりの長距離運転は、危険です。
そのために何度か400~500キロのドライブで馴らしました。
そして本番、
8月10日の夜8時に蕨を出発、中央高速に乗るつもりでしたが
板橋から乗って、そちら方面が渋滞だったので、すぐに東名高速に
きりかえたのが、失敗でした。
名古屋を4時間~5時間余りで通り過ぎるつもりが、8時間もかかり、
結局福岡に着いたのは、11日の夜12時近くでした。
26時間の運転でした。
兄が眠眠打破をたくさんくれて、
”空きっ腹で飲むんだよ”、””無理をせんようにね”
帰りは、16日の夕方6時に出発、休息を取りながら、広島、神戸、
大阪を順調に過ぎて、中央高速を通りましたが、甲府に近づくにつれて
車が多くなり、とうとう20キロの事故渋滞につかまってしまいました。
蕨にたどり着いたのは、夜の11時でした。
帰りは、29時間の運転でした。
途中で、朝日が昇ってくるのを見ました。
そして、諏訪湖の眺めもきれいでした。
2475キロの運転でした。
この疲れがとれるのに2~3日は、
かかるでしょう。
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