こんにちは。
今日は、私がよく使っている、NIKIパールというものについて、書いてみようと思います。
と言っても、以前に他のページで書いた記事なので、読んだことがある方は
飛ばしちゃってくださいね。(^_^;)
◆ 幻のヴィンテージ・NIKIガラスパールをご存知ですか? ◆
" NIKI PEARL BRAND MADE IN JAPAN " 古びたグリーンのタグには、そう印刷されています。
これが、幻と言われるNIKIパールです。
ヴィンテージビーズや、ヴィンテージジュエリーのお好きな方ならご存知かもしれませんが、
コスチューム・ジュエリーの女王と称される、ミリアム・ハスケルが特に愛したことで有名な、
日本製のガラスパールです。
(実際の大きさより、拡大しています↑)
この美しいガラスパールは、昭和30年代、日本が高度経済成長時代に入って間もないころに
作られました。
製造工程としては、太刀魚の鱗やセルロースなどから作ったエッセンスを、
何と10回以上も塗り重ねているそうです。
うーん、すごい。
とてもとても手間がかかっているのですね。
それにしても、この照りと艶の素晴らしいこと!
一目見て、一瞬で虜になってしまうほどの美しさです。
このパールは人間が作ったものですが、それでも輝きのモトになっているのは、
海という自然界が作りだしたもの。 (つまり太刀魚)
そう考えると、本物の真珠よりも美しいと言われるのが、納得できます。
ただ残念なことに、このNIKIガラスパール、未使用のものは、
今ではほとんど手に入れることが出来ません。
調べてみましたら、世界中のコレクターが買い占めてしまったらしい、ということです。
私が手に入れることが出来たのも、本当にラッキーなご縁があったからこそ、なのです。
(ちなみに、画像に写っているものは、ハスケルジュエリーに携わっていたアメリカの職人の方が、
大切に保管していたものだそうです。)
NIKI・ガラスパールは、アクセサリーにひと粒使うだけでも、何か風格というか、
ヴィンテージならではの雰囲気を添えてくれるから、大好きなパールです。
数か少ないので一度にたくさん使うことが出来ないのですが、当時の職人さんの努力に想いをはせつつ、私のアクセサリーに、少しずつ大切に使っていこうと思います。