あなたのためのオーダーメイド すぐに使える韓国語レッスン「しんちゃんの韓国語」

「もう」の韓国語は色々
今回も単語の解説です。
日本語の「もう」という単語について
少し考えてみたいと思います。
韓国語で
이제 봄이에요
이미 봄이에요
벌써 봄이에요
日本語的には
全部「もう春です」になります。
全部「もう」?!
その違いは何?!
日本語的には全て「もう」ですが、
韓国語的には含みの違いがあります。
이제 봄이에요
は、
いよいよ春だ、
待ってた、
その時間になった
みたいな含みがあります。
ですので、この「이제」は
「いよいよ行かなきゃ」
(이제 가야 해)
「もう終わりだよ!」
(이제 그만!)
とかに良く使われます。
「いよいよ終わる時間よ!」
みたいに母からみると、
いよいよ終わり、
と言える時間になった
みたいな含みかもしれませんね。
子供からみると、残念な時間ですが。
이미 봄이에요
は、
過ぎたことだ
しまった、
終わった
みたいな含みがあります。
「もはや」に近いですかね。
ですので、
「이미 늦었어요」
(もう遅いです)
「이미 쏟아진 물이에요」
(もうこぼれた水です)
→(もうお仕舞いです)の意味です。
벌써 봄이에요
には
惜しいとか
話者の残念がる気持ちが伺えなす。
「既に春です」みたいな含みですかね。
「벌써 헤어질 시간이다」
(もう別れる時間だ)
のように
別れる時よく「벌써」を使います。
どうしてこんなに韓国語は
細かく分けているのでしょうか、
気になりますね。
Kindle本を出版した後
誤字脱字や書式ズレなどが
見つかり、
その修正に覆われ、
また終わってなく、
本の出版って細々な作業が
大変ですね。
さてさて、今回は
久しぶりに 単語の解説です。
日本語で
手を握る
手すりを掴む
犯人を捕まえる
蚊を取る
にある
握る、掴む、捕まえる、取る
という単語は
韓国語では全部同じく
「잡다」という単語になります。
韓国語はどうして
同じ単語なのか、
日本語はどうして
それぞれ違う単語なのか
分かりません。
ですが、
共通してるのは
「手を使い、何かを抑える」
という意味があります。
「手を使い、何かを抑える」
というニュアンスがある場合
韓国語は、
「잡다」というのです。
これについてYouTubeで
解説したら、
ある視聴者から
このような質問がありました。
「おむすびを握る」の場合は?、と。
なかなか鋭い質問ですね。
おむすびを握る時は
「잡다」と言わず
「만들다(作る)」といいます。
おそらく、
手は使うでしょうが、
おむすびを抑えている
わけではないからでしょうね。

ミミズも動くでしょう!
韓国の小学生たちも
知っている諺の紹介です。
今回も生き物シリーズ!
韓国のことわざで
「ミミズも踏まれると動く」
というのがあります。
韓国語では
지렁이도 밟으면
꿈틀한다.
ヂロンイド バルブミョン
ックントュランダ
です。
ミミズって
自然界や農作業の上では
とてもありがたい存在らしいです。
地面を這うので
見下げられがちで
見た目で
嫌悪されそうな生き物ですが
そのミミズも踏まれると
動きますよね。
지렁이도 밟으면
꿈틀한다.
ヂロンイド バルブミョン
ックントュランダ
は
そのミミズを
普段自己主張も強くなく
力の弱そうな人に
例えている諺です。
弱そうな人が
周りからちょっかいを出されるなど
刺激されて反発したり
何かの意見を言ったり
とかした時、
例える表現です。
あんまり良い表現では
なさそうな気がしますが、
どんな人にも
尊厳はある
と言うことを教える教訓ですね。

