【ジャンル】 コメディ 104分
【制作国】 アメリカ 2009年
【キャスト】 アイラ・フィッシャー、ヒュー・ダンシー、ジュリー・ハガティ
【監督】 P.J.ホーガン
【ストーリー】
園芸雑誌の記者レベッカは、ブランド物のファッションに目がない。
後日送られてくるカードの請求書に青くなろうとも、次から次へと衝動買い。
そんなレベッカの夢は、一流ファッション雑誌「アレット」で働くこと。
そのアレットに欠員が出たと知り面接へ行くも、すでに埋まっていてガッカリ。
だけど、同じ出版社のマネー雑誌も募集していて、とりあえずはそこに転職。
経済は全く興味がないけれど、同じ社ならアレットに移るチャンスもあるはず。
ところが、そんなレベッカの思惑をよそに、担当したコラムは読者に大好評。
記事はネットで世界をかけめぐり、またたく間にときの人になってしまった。
しかし、他人にお金のアドバイスをする身でありながら、レベッカ自身の生活は借金まみれで取立て屋から逃げ回っていたことから・・・。
【ダラダラ】☆☆
英国のベストセラー小説『レベッカのお買いもの日記』を映画化した作品。
映画の原題『CONFESSIONS OF A SHOPAHOLIC』は、小説の米国版タイトルと同じ。「買い物依存症の人の告白」、「買い物中毒の人の懺悔」という意味。
主人公がオシャレ大好きなだけあって、登場人物の衣装には気を使ってます。
ファッションに興味がある方なら、それだけで十分楽しめるかもしれません。
そういう意味では、『プラダを着た悪魔』(2006年)系の作品と言えるでしょう。
ただ、内容については、主人公を好きになれるかどうかが評価の分かれ目。
今作の主人公は魅力があるどころか、とんでもなくイヤなタイプの人間です。
会議中に大きな音をたてたり、面接で落とされたら嫌がらせの手紙を送ったり。
そのうえ、やたらとウソをついて、責任感の欠けらもない自己中心的な人物。
ついには恋人や親友にも愛想をつかされ、やっと目が覚めて今までの行いを悔い改めるとはいえ、結局は親や他の友人たちの力を頼ってしまう情けなさ。
まあ、「どんな状況になろうと両親は子供のことを絶対的に愛しているし、友達だって味方、人間は一人じゃないんだよ」と言いたいのかもしれません。
でもやっぱりここは、自分ひとりの力で踏ん張って名誉挽回して欲しいところ。
また、カード代金の取立て屋にたいする仕返しも個人的には不要です。
改心したのだから、ここはスッキリお金を払い、今までの自分と決別すべき。
なのに仕返しシーンで全てが台無し、主人公の意地の悪さが見えて残念。
コメディ部分に関しても、主人公が一人でドタバタしている印象でイマイチ。
手紙を取り返すシーンや服が破れるシーン、電話を取らせまいとするシーン等、演技があまりにわざとらしいので、失笑してしまいました。
主人公レベッカを演じたアイラ・フィッシャーの夫はコメディアン。
『ボラット』(2006年)で有名な、サシャ・バロン・コーエンです。
でもアイラ・フィッシャー本人は、コメディには向いていないのかも??


