シリンダーヘッド・ピストン清掃後1週間が経ちました。
相変わらず水温の上昇がみられます。
症状としては
①エンジン始動走行すると直ぐに水温がみるみる上昇
②5分もしないうちに95℃超え頻回
③全開走行後アイドリング時に110℃超えあり
水温上昇は異様に早いです。
エンジンに最適な温度の80℃越えでサーモスタットが開きラジエターで冷えた冷却水がシリンダーに入るはずですが反応が遅くて100℃超え頻回です。
もちろんエンジンを開ける前は100℃超えは一度もありませんでした。
KOSO水温メーターは記憶機能がありますが最高が95℃でした。
この水温上昇についてメカニックの方に相談したところエア抜きが完全ではないのでは?
方法を教わりました。
先にラジエターキャップを開けてエア抜きを3-4回程行いましたが、エンジンを掛けたままキャップを半開きだと抜けやすと
半開きやや吹き出し
冷却水も塗装面に付着ままだと塗装が剥がれますのでガー水流しです
で、エンジン停止し再度検証しました。
んー。殆ど変化なしです。
エア抜きはもう一度行いましたが変化なし。
アクセルをあおり100℃超えです。
水温上昇も異様に早いです
他に原因があるはず。
となると、先の記事にも掲載しましたが、思い当たる節があります。
ラジエターホースの取付の時に違和感がありました。
検証してみました。
ホースを取り付け時にバンドクリップがやたら硬いので、変だなーと思っていた場所です。
良く確認してみました。
何か中にいます。
なんだろう?
何かいました。
アルミで出来ています。
水量調整?
・・・
・・・
・・・
ホースの取り付け方が逆でした
このままだとエンジンにはとても少ない水量になってしまいます。
でもこれって何の部品?
サービスマニュアルにも部品検索にもありませんでした。
ない
・・・
・・・
・・・
ちーん
一休さん風で
調整部品ですね。
たしかに自分の車両は真冬でエンジンが止まりそうです。
この部品がないと水量が多いために真冬では冷えすぎてエンジン停止しまうかも知れません。
折角なのでテストしてみました。
無し
有り
水量はかなり違います。
なるほどヤマハさん
うんうん
理由が分かったので正規の位置に取り付けました。
でもでもこのバンドクリップは装着し辛いのでリアサスが邪魔なので取り外しました。
先に無理無理に取り付けてしまったでホースがやや破損してしまっています。
ホースは後日注文することにします。
リアサスを外してもクリップはホースゴムと密着して入れづらかったです
潤滑剤を塗布してグニグニ装着しました。
さてエンジン始動!
おー!
直ったー
水温の上がり方は普通になりました。
一番最初には100℃越えがありましたが、エンジン掛けキャップ半開きのエア抜き1回で落ち着きました。
噴出した冷却水は予備タンクに補充しました。
余談ですが、よくありがちな話で冷却水の水割りを60:40などの濃い目にしても効果は薄いようです。
50:50が適切だと思います。
走行してみました。
ホース修正以前は加速時7000rpmだったり7500rpmだったりしましたが、どの気温でもほぼ7500rpmで安定しています。
マジェスティSはたったこれだけ?
と思うようなところでも体感できるほど変化するようです。
基準は出来るだけメーカーの基準に合わせるように。が良い感じです。
以前デンソー・イリジウムプラグを取付けていましたが、性能が上がらないというより落ちた?という感じなので純正プラグに戻しています。
電気関係やエンジン関係は純正基準の方が調子が良いと感じるのがマジェスティSの特徴と自分は思います。
エンジン清掃後初の燃費計算です。
186.8km÷6.12L=1L当たり30.522km
テストなのでかなり全開加速頻回です。
エンジン組み換え時に塗布していた焼き付き防止のモリブデンオイルは抜けているので、綺麗なシュコシュコ音は消えて普通になりましたが低速から高速まで綺麗に回るエンジンになりましたよ
始動不良も見られないです
とりあえず終わり。