フランス統一地方選第1回投票 サルコジ前大統領のUMP、極右の勝利を阻止 | 国際そのほか速

国際そのほか速

国際そのほか速


 フランス統一地方選第1回投票 サルコジ前大統領のUMP、極右の勝利を阻止


 連立右派が得票率30%で勝利フランスで22日、統一地方選挙が行われた。第1回投票でサルコジ前大統領が率いる保守系野党の国民運動連合(UMP)などの連立右派が約30%の得票率を得て、勝利した。
 
 極右の国民戦線が2位2位につけたのは極右・国民戦線(FN)で、得票率は約25%。昨年5月の欧州議会選挙でも、同党は約25%の得票率を得て第1党となった。
 
 ここ数年、フランスでは経済・金融危機への責任から、既成政党への不満が募り、国民戦線への支持が高まってきている。2011年の地方選で国民戦線は10%の得票率を得ただけだったが、今回の選挙では約25%を獲得。
 
 だがその一方で、投票前の世論調査では、国民戦線が優位とみられていたが、2位となり、予想外の敗北となった。世論調査機関CSAのBernard Sananes氏は「国民戦線の躍進は限界に達したようだ」との見方を示した。
 
 サルコジ前大統領、大統領選に出馬の意向オランド大統領の与党・社会党は約20%で3位だった。サルコジ氏は今回の選挙結果を受けて、「フランス国民は明らかに変化を望んでいる」とし、社会党を打ち負かしたことを喜んだ。サルコジ氏は2017年の大統領選に出馬する意向を示しているという。
 
 決選投票は29日に行われる。
 
 (画像はイメージです) Photo:by senscommun_sc

 元の記事を読む