[ジュネーブ 3日 ロイター] – 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下の独オペルとフォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE: 株価, 企業情報, レポート)の幹部は3日、欧州の大半の市場では販売好調だが、ロシア市場の低迷が引き続き先行きに影を落としているとの見方を示した。
GM欧州部門のカール・トーマス・ノイマン社長は、ロシアでの販売が大きく減少しているとし、サンクトペテルブルク工場で3月下旬から8週間生産を停止すると明らかにした。
ロシアでの需要低迷やルーブル安の影響を受け、GMは昨年9月から生産体制を2シフトから1シフトに減らしている。
同社長は「ボクスホールとオペルは欧州市場で成長している」と述べたうえで、今年と来年も好調になるかというと残念ながら答えはノーだ、と語った。
フォルクスワーゲンのウィンターコーン最高経営責任者(CEO)は、西欧に関しては楽観的だが、ロシアの影響で全体の見通しが不透明になっている、との見方を示した。
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