中国が南北統一で3原則=米韓同盟解消求める―韓国元大使 | 国際そのほか速

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 中国が南北統一で3原則=米韓同盟解消求める―韓国元大使


 

  【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領直属の統一準備委員会で副委員長を務める鄭鍾旭・元駐中国大使は3日、ソウルで講演し、1998年春の大使離任直前、中国政府高官が南北統一に関する3原則を自らに説明したと明らかにした。原則には、中国に敵対的政策を取る第三国との同盟関係に反対することも含まれ、鄭氏は米韓同盟解消を事実上求めたものだと説明した。


  このほかの原則は、(1)戦争によらない平和統一(2)統一政府が中国に敵対的政策を取らないこと。中国が平和統一を求め、韓国主導の場合は在韓米軍の撤退を望んでいることは指摘されているが、中国高官の発言として、韓国主導を前提とした南北統一の基本的立場が公になるのは珍しい。


  鄭氏は、米韓関係をどうするかは「統一外交で解決しなければならない宿題だ」と指摘。一方で、「中国の朝鮮半島政策は変わってきており、中国は韓国主導の統一の可能性を念頭に置き、悩んでいる状況だ」とも語った。