白鵬 雑音封じ2度目の6場所連続∨なるか 照ノ富士 新関脇に注目 隠岐の海 春場所3・8初日 | 国際そのほか速

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白鵬 雑音封じ2度目の6場所連続∨なるか 照ノ富士 新関脇に注目 隠岐の海 春場所3・8初日 

 大阪の街に春の訪れを告げる大相撲春場所(3月8日初日、ボディメーカーコロシアム)の新番付が23日、日本相撲協会から発表された。

 東の正横綱には、2度目の6場所連続優勝を目指す白鵬(29)がやはり6場所連続でついた。先場所後、取り直しになった稀勢の里戦の判定について猛批判したが、テレビのバラエティー番組で「ご迷惑をかけた」と謝罪しただけで、いまだに発言の真意などは全く説明していない。周辺はもやもやしたままで、これが取り口にどう影響するか、気になる。

 注目は関脇だ。東が照ノ富士、西が隠岐の海といずれも新昇進。照ノ富士は、平幕に転落した逸ノ城とどちらが先に綱を張るか期待されている逸材。初土俵から所要23場所での関脇は史上9位のスピード昇進だ。隠岐の海は明治27年夏場所の谷の音以来、実に久々の島根県出身新関脇になる。

 小結もそっくり入れ替わり、東には玉鷲が初めて昇進した。新入幕から38場所かかっての昇進は史上7位のスローぶり。西には妙義龍が7場所ぶりに返り咲いた。人気者の逸ノ城は西前頭筆頭。遠藤は横綱大関との対戦が微妙な西前頭5枚目に後退した。巻き返しが期待される。

 新入幕はなく、再入幕は北太樹、臥牙丸、阿夢露。新十両は堀切改め阿炎(あび)、川成改め天風、石浦。再十両は琴恵光、希善龍。 (大見信昭)