2015.2.15 16:49
日本を訪れる外国人の数が、海外に行く日本人の数を上回るかも-。こうした将来予測が現実味を帯びている。
訪日客数は40年以上前から毎年、出国者数を下回ってきたが近年の急増で肉薄。一方、2014年の出国者数は
2年連続減少となった。訪日客が日本で使うお金から、日本人が海外で使うお金を差し引いた旅行収支の年間黒
字化も視野に入ってきた。
政府観光局によると、海外旅行が自由化され、東京五輪が開かれた1964年の出国者は12万7749人。訪日
客は35万2832人で、主に米国からだった。日本が経済的に豊かになり、旅行費用の下落なども相まって71年以
降は出国者の方が多い状況が続く。
出国者数は95年に1500万人を突破したが、最近は前年を下回る年も目立つ。14年は推計1690万人だった。
一方、訪日客数はアジアの経済成長で飛躍的に伸びている。500万人の大台に乗せたのは02年だったが、14
年は推計1341万人まで増えた。太田昭宏国土交通相は15年に1500万人超えも期待できるとし、東京五輪が開
かれる20年に2千万人とする目標達成に意欲を見せる。
財務省によると、旅行収支の赤字額は、比較可能な96年以降では、ピークの3兆5880億円(96年)から縮小傾
向で、14年は1251億円(速報値)で過去最少となった。
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引用元:産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/150215/lif1502150039-n1.html