金沢、インフル院内感染21人 90代女性患者死亡 | 国際そのほか速

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金沢、インフル院内感染21人 90代女性患者死亡 

  金沢市保健所は12日、同市京町の城北病院で患者12人と職員9人の計21人がインフルエンザに集団感染し、そのうち別の病気で重症だった90代の女性患者がインフルエンザ発症後に死亡したと発表した。保健所は「死亡と感染との因果関係ははっきりしない」と説明している。

  市保健所によると、発症したのは70~90代の男女の入院患者12人と、20~60代の女性職員9人。3日から12日にかけ、8病棟あるうちの1棟に集中して発生した。病院が検査したところ、いずれもインフルエンザA型と診断された。亡くなった女性は11日に感染が判明、12日に亡くなった。

  世界でも症例数が少なく、治療法が確立されていないとされる染色体異常の患者を抱える全国家族会の発足式が15日、佐賀市で開かれた。まれな病気だけに情報も少なく、家族会を通じ「お互いの心を支え合う場にしていきたい」としている。

  この病気は「1番染色体長腕部分重複症候群」と呼ばれ、染色体の異常で内臓疾患や発達障害を引き起こしたりする。国内では約30例しか確認されていない。

  発足式には東京や山口など全国から4家族が参加。

  問い合わせはNPO法人、佐賀県難病支援ネットワーク。電話0952(97)9636。