シーナさん 貫いたミニスカ&網タイツ 日本を代表する女性ロックボーカリスト | 国際そのほか速

国際そのほか速

国際そのほか速

シーナさん 貫いたミニスカ&網タイツ 日本を代表する女性ロックボーカリスト 

 4人組ロックバンド「シーナ&ザ・ロケッツ」のボーカル、シーナさん=本名・鮎川悦子=が14日朝、子宮頸がんのため、都内の病院で亡くなった。61歳だった。北九州市出身。夫で同バンドのギタリストの鮎川誠がデイリースポーツの取材に応じ、「35年一緒に(シナロケを)やれて、幸せでした。ファンの皆さんに愛されて、幸せでした」と悲しみをこらえ、気丈に話した。

 【シーナ&ロケッツ】

 歌とタンバリン担当だったシーナさんと、ギタリストの鮎川、奈良敏博(ベース)、川嶋一秀(ドラムス)の4人によるロックバンド。

 1978年10月、「涙のハイウェイ」でレコード・デビュー。79年、デビューアルバム「シーナ&ロケッツ#1」を発売。秋に細野&YMOのプロデュースによる「真空パック」を発表。シングル・カットされた「ユー・メイ・ドリーム」は代表曲となった。

 1988年、ニューヨークの伝統あるライブハウス「CBGB」に出演。ヨーコ・オノ、イギー・ポップも激励に駆けつけた。

 福岡出身の鮎川の強烈な個性、九州弁とともにシナロケは日本を代表するロックバンドとなった。

 シーナさんはミニスカートと網タイツをトレードマークに、圧倒的な歌声とカリスマ性で、日本を代表する女性ロックボーカリストとなった。

 なお、結成20周年を迎えた1998年、シナロケは第2回フジ・ロック・フェスに参加。2014年、18枚目となるアルバム「ROKKET RIDE」を発売した。