14日午前3時45分ごろ、大阪市大正区千島の国道の交差点で、大阪府警大正署のパトカーと20トントラックが衝突した。トラックは対向車線で止まっていた別のトラックにぶつかるなど計4台が絡む事故になり、パトカーで署に連行中の無職男性(44)が脚の骨を折る重傷。他に1人が軽傷を負った。
同署によると、男性は現場から約200メートル離れたスナックで客を殴り、軽傷を負わせたとして傷害容疑で現行犯逮捕されていた。同署は事故のけがで留置に耐えられないと判断し、約3時間後に釈放、男性は入院した。
パトカーには署員4人と男性が乗り、赤色灯を付けサイレンを鳴らして走っていた。運転していた男性巡査部長(41)は、信号が赤だったため交差点に入る前に一時停止したが、左側から走ってきたトラックに気付かなかったという。現場は阪神高速の高架下で、橋脚のため見通しが悪かった。