仏銃撃の容疑者妻、会見記事に登場=「イスラム国」入り伝える―機関誌 | 国際そのほか速

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 【エルサレム時事】過激組織「イスラム国」は12日までに、インターネット上の英字機関誌「ダビク」最新号で、フランスの連続テロ事件の実行犯で射殺されたアメディ・クリバリ容疑者の内縁の妻、ブメディエンヌ容疑者がイスラム国の支配地域に「無事に到着した」として、インタビュー記事を掲載した。
 ブメディエンヌ容疑者をめぐっては、トルコ当局が1月上旬にトルコ経由で隣国シリアに入ったことを確認していたが、イスラム国側が認めたのは初めて。記事では同容疑者の名前は明らかにされていない。
 ブメディエンヌ容疑者は、生前のクリバリ容疑者について、イスラム国のビデオを見て移住したがっていたと明かした。だが、「フランスでの作戦実行という目的と相反する」として、ユダヤ系食料品店へのテロ攻撃を優先させたことを示唆。また、女性に対して「夫、兄弟、父そして息子のための支援や安全の基盤となりなさい」と呼び掛けている。