防衛省が漁協と協議意向、オスプレイ配備計画 | 国際そのほか速

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 陸上自衛隊が導入する輸送機「オスプレイ」の佐賀空港への配備計画で、佐賀市は12日、計画の影響などを検討する庁内の対策会議を開いた。市はこの中で、防衛省がノリ養殖期間の運用時間などについて、漁協側と協議する意向を示したことを明らかにした。

  会議は非公開で行われた。終了後、記者団の取材に応じた御厨安守副市長によると、市は5日、九州防衛局と協議し、同省が、ノリ養殖期にオスプレイなどの飛行を自粛すると1月に回答していた点について質問。防衛局側は「ノリの養殖期間中は一切飛行しないということではなく、具体的なことを漁協関係者と話し合いたい」と回答したという。

  また、昨年11月から市内で開かれている住民説明会の中で、「オスプレイの代わりに大型ヘリコプターの騒音を聞きたい」といった声が多数上がっていることに対し、防衛局側は「空港管理者の県と協議して試験飛行を検討したい」と話したという。