【国際】健康に悪いとしてEUで輸入禁止のカツオ節とフグ、国際博覧会に限り特例で輸入許可 | 国際そのほか速

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読売新聞 2月13日(金)14時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150213-00050088-yom-bus_all
欧州連合(EU)が健康に悪影響があるとして日本からの輸入を事実上、禁止しているカツオ節とフグについて、
今年5月から10月までイタリア・ミラノで開かれる国際博覧会に限って、EUが特例で輸入を認めることが13日、分かった。

 世界的に日本食ブームが広がる中、日本政府は和食のダシに欠かせないカツオ節などを来場者にPRし、
食品規制の緩和につなげたい考えだ。

 EUは、カツオ節について、いぶす際に基準値を超える発がん性物質の「ベンゾピレン」が発生する、
として輸入を認めていない。また、フグについては毒性を含んでいるため、同様に輸入を認めてこなかった。

 ただ、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)が和食を無形文化遺産に登録し、欧州でも、
和食人気が高まっていることから、日本政府が特例で輸入を認めるよう、イタリア政府に働きかけてきた。
ミラノ博は「食」が中心テーマとなっていることから、イタリア政府も容認することにしたという。