【ロサンゼルスAFP=時事】米アリゾナ州の病院で1月、生後6日の男児オリバー・クロフォードさんに心臓移植手術が行われた。医師や家族が12日発表したもので、米国での心臓移植としては最年少という。
母親は妊娠20週目の妊婦健診で、男児は拡張型心筋症を患っていることが判明。医者に予定日よりも早い出産を勧められていたが、さらに3週間早い33週目の1月5日に出産した。母親は「医者は生存の可能性は低いとみていた」と振り返った。
1月9日に国の臓器移植待機リストに登録し、その2日後に移植に適した心臓が見つかった。手術には10時間を要したが、術後の経過は良好。父親は「最悪の事態を想定していたので、非常に驚いている。まさに奇跡」と喜びを表現した。