マンサク春告げる 春先、ほかの花より先に「まず咲く」ことから名付けられたとも言われるマンサクの花が、紀北町海山区中里の海山郷土資料館で、咲き始めた。 同館の庭にあるマンサクは高さ4メートルほどで、例年、2月中旬には、枝いっぱいに黄色い縮れた糸のような花を咲かせる。今年は寒い日が続いているため、満開にはまだ時間がかかりそうだが、暖かい日差しを受けた鮮やかな黄色の花が、庭に彩りを添えている。訪れた人は、春を待ち遠しそうに、枝の先を見上げていた。