
売却額は公表されていないが、米紙ニューヨークタイムズなどは、絵画の史上最高値となる3億ドル(約357億円)に迫る金額と伝えている。
フランスの画家ゴーギャンが南太平洋タヒチで描いた1892年の作品で、南国の風景の中で語り合う2人の若い女性が鮮やかな色彩で描かれている。
同館に長年貸し出してきたバーゼル在住の収集家が売却を決めた。ペルシャ湾岸の産油国カタールの買い手が購入したとみられる。
これまでの絵画の最高値は2011年に2億5000万ドル(約297億円)以上の値がついたセザンヌの「カード遊びをする人々」で、購入したのはカタール王室だった。