子供たちに不審者から身を守る方法を学んでもらおうと、「府子ども防犯大使」を務めるタレントの桜 稲垣早希さんが10日、府議会の議場で、府立支援学校に通う小学生に防犯ブザーの使い方を指導した。
防犯ブザーは昨年、稲垣さんのデザインで2万個が作製され、府内の小学校に順次配布されている。稲垣さんが飼う白いインコをモチーフにしており、子供の手のひらに収まる丸みを帯びた形となっている。
稲垣さんは、議員席に座った府立高槻支援学校、生野聴覚支援学校の小学部1年生約25人を前に「使い方を練習する」「学校から帰って外出する時にも持ち歩く」などの注意点を説明。子供たちは早速、贈られた防犯ブザーを鳴らす練習をしていた。稲垣さんは「危険は身の回りの至る所に潜んでいる。学校に持って行く筆箱のように、防犯ブザーも肌身離さず持ち歩いてほしい」と話していた。