
県勢は、男子回転の山越涼平選手(岐阜第一3年)が4位。弟の貴文選手(同2年)も5位に入賞した。
男子リレーでは高山工が25位。学校別の男子総合成績は、岐阜第一が9位、飛騨高山が25位だった。
◇勝利へこだわり ライバル意識も◇
そろって入賞した山越兄弟。兄の涼平選手と弟の貴文選手は練習中、リフトに乗る時も、滑っている映像をチェックする時も、いつも一緒だ。よく互いに「もう少し攻めた方が良い」などとアドバイスし合っている。
大場順二監督(56)によると、弟は兄を「お兄ちゃん」ではなく「涼平」と呼んでいて、双子のように仲良しだという。「2人とも勝利へのこだわりが強く、ライバル意識も相当強い」と大場監督が評するように、この日の表彰式で並んで賞状を受け取ったが、2人とも「目標は優勝だった」と悔しさをにじませた。
「次は表彰台で並びたい」と話す兄。「どちらが1位か」と尋ねられると、2人とも同時に「僕です」と即答した。