スカイマーク株、創業者が会長のHISも売却 | 国際そのほか速

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 民事再生法の適用を申請したスカイマークの株式について、大株主で引責辞任した前社長の西久保慎一氏に続き、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)も保有株の大半を売却したことが、9日付でHISから関東財務局に提出された報告書で明らかになった。

  HISはスカイマークの創業者として知られる沢田秀雄氏が会長を務めている。

  HISは近年は、スカイマークの経営に関与していないが、昨年9月末時点では西久保氏が筆頭株主(保有比率30・56%)、HISが第2位(6・49%)の大株主だった。

  報告書によると、HISは2月4日、スカイマーク株492万6100株を市場で売却し、HISの保有比率は1・09%に低下した。HISは売却理由を「損失をできるだけ減らすため」としており、上場廃止に伴う処分売りとみられる。