温泉施設ホットに 風呂桶で卓球 | 国際そのほか速

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 風呂桶(おけ)をラケット代わりにして卓球ボールを打ち合う、篠山市発祥のユニークなスポーツ「桶ット卓球」の第4回全国大会が7日、同市今田町今田新田、温泉施設「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷(さと)」で開かれた。県内外から参加した小学生から高齢者まで63組、126人が和気あいあいと楽しんだ。

  • 風呂桶でボールを打ち合う出場者(篠山市今田町で)
  •   市立中央公民館の職員らが考案した年齢を問わずに楽しめる軽スポーツ。2人1組となり、一人が「Are you(湯) OK(桶)?」と声を掛けて黄色のボールをトスし、相方が両手で持った木の桶(直径約25センチ)ではじいてサーブする。卓球台中央にネット代わりに並べた桶にボールが入った時、「オケット」と言えば「ノーカウント」になるルールも。

      男子、女子、男女ペアの3部門に分かれ、予選リーグと決勝トーナメントに臨んだ。優勝チームの中から抽選で1チームが、今夏に長崎・雲仙温泉で開催される「全国ご当地温泉卓球大会」への参加旅費を受け取った。アニメ映画「アナと雪の女王」の主人公らの仮装をした出場者もいて、パフォーマンス賞の特産物を贈られていた。

      黒タイツと白ベストでアニメ「ひつじのショーン」の羊にふんした「チーム・モフモフ」は、篠山市立篠山中学校卓球部のOG6人で、女子3位に入賞。リーダーの篠山市黒岡、主婦竹見まゆみさん(32)は「練習で筋肉痛だけど、賞を総なめにする意気込みでした」と笑顔をみせ、衣装を作った神戸市北区、パート従業員山本せいらさん(32)は「衣装は1週間かかったが楽しかった。試合は卓球より難しい」と話していた。