アル・カーイダ系集団、仏標的テロ指示の声明 | 国際そのほか速

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 【カイロ=柳沢亨之】イエメンを拠点とする国際テロ組織アル・カーイダ系の集団「アラビア半島のアル・カーイダ」(AQAP)の幹部は1月30日、フランスを標的とする攻撃を支持者に呼びかける録音声明を、インターネット上に流した。

  仏週刊紙「シャルリー・エブド」によるイスラム教預言者ムハンマドの風刺画掲載を口実とした内容だ。

  声明は「近年、反イスラム戦争を主導する米国の役割が減退したことで、フランスが後任役を自任することになった」などと発言。「預言者の冒涜(ぼうとく)にかかわる不信心者は大きな代価を払う。最大の代価を払うのがフランスだ」とした。AQAPはシャルリー・エブド紙銃撃事件の後、犯行声明も出している。