大統領令などに基づく決定で、イスラム主義組織「ムスリム同胞団」への対応を巡り対立してきたエジプトとカタールの関係改善を示した形だ。
記者は2013年12月、エジプト人の同僚記者2人とともに、非合法団体の同胞団と連携してテロに加担したとして拘束され、昨年、禁錮7年の実刑判決を言い渡された。アル・ジャジーラは、天然ガスなど豊富な資源輸出で潤うカタール・サーニ首長家からの資金拠出で運営されている。
エジプトでは、軍が主導した13年7月の政変で同胞団中心の前モルシ政権が崩壊し、同胞団はテロ組織に指定された。カタールは前モルシ政権を支援していた。両国は最近、サウジアラビアを仲介役に関係改善を模索していた。