中村教授、母校にノーベル賞の賞金一部寄付 | 国際そのほか速

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中村教授、母校にノーベル賞の賞金一部寄付 青色発光ダイオード(LED)を開発し、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)が6日、母校の徳島大(徳島市)に、受賞賞金の一部、約820万円を寄付した。

  中村さんは1977年に徳島大工学部を卒業し、79年に同大学院工学研究科修士課程を修了。日亜化学工業在籍時の94年には、青色LEDに関する論文で同大学の博士号を取得している。

  寄付額は、賞金の全額から税金が差し引かれ、中村さんが受け取った額の半分に相当するという。

  この日は工学部OB会への出席を兼ねての来校。香川征(すすむ)学長に寄付の目録を手渡し、大学からは「徳島大学栄誉賞」の表彰状を受け取った。中村さんは「(大学に)お世話になったので寄付を決めた。学生には自分の好きなことに、情熱を持って取り組んでほしい」と話した。