エアバッグ欠陥、全世界で死者5人か | 国際そのほか速

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 自動車部品大手タカタが把握している、同社製エアバッグの欠陥が原因の可能性のある死傷者数は全世界で死者5人、負傷者64人に上ることがわかった。

  米上院議員が29日、議会で明らかにした。多くの死傷事故が発生していたことが明確になり、米当局や米議会のタカタに対する批判が一段と厳しくなりそうだ。

  死傷者数は、エアバッグの欠陥問題を調査している上院商業科学運輸委員会の質問にタカタが回答したもの。タカタは死者のうち3人についてはエアバッグの欠陥による破裂が原因と認めているが、残り2人については調査中との立場だ。

  タカタの回答を明らかにしたビル・ネルソン上院議員は同日、「我々の想定より多い」と指摘、問題が解決するまで調査を続ける方針を示した。