部下が上司の仕事評価…茨城・大子町 | 国際そのほか速

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  茨城県大子町は2日、約190人の一般職員が上司にあたる42人の管理職の仕事ぶりや能力などを評価する特別勤務評定を導入すると発表した。

  今年度分は昨年4月から1月末までの期間を対象にし、評価の結果を2月末に取りまとめる。結果の確認は町長だけが行い、新年度の人事異動や昇給、昇格などの参考資料に活用する。

  評価の対象となる管理職は、町長部局や議会事務局などでは課長級と課長補佐級の職員、消防本部では消防長と消防署長、課長となる。

  部下にあたる一般職員は評価用の用紙に自分の氏名を明記し、自分が所属する課や係の管理職の勤務評定をする。「進行管理力」「指導統率力」「責任性」「協調性」などの項目について、「優れている」から「劣っている」までの5段階で評価する。結果は封筒に入れてのり付けし、所属長に提出する。

  綿引久男町長は、「管理職に緊張感を持って仕事をしてもらうのが狙い。職員同士のコミュニケーションも活性化させて、行政サービスの質を高めていきたい」と話している。