体罰で処分の教員、13年度は3953人で最多 | 国際そのほか速

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  児童生徒への体罰で2013年度に懲戒や訓告などの処分を受けた公立小中高校などの教員は、1977年度の調査開始以来最多の3953人に上ったことが30日、文部科学省の調査でわかった。

  同省によると、大阪市立桜宮(さくらのみや)高校の体罰自殺問題を受けた緊急調査で大量に発覚した12年度分の体罰の処分が、13年度に行われたためとみられる。わいせつ行為などによる教員の処分も過去最多の205人に上った。

  調査によると、13年度に体罰で、停職や減給などの懲戒処分を受けた全国の公立校教員は410人で、訓告などを含めた処分は計3953人と、2253人だった前年度の約1・8倍に上った。体罰で被害を受けた13年度の公立校の児童生徒は8880人で、12年度の4686人を大きく上回った。