仮谷さん注射「高橋被告らに説明」…井上死刑囚 | 国際そのほか速

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 オウム真理教元信者・高橋克也被告(56)の裁判員裁判の第11回公判が2日、東京地裁で開かれた。

  仮谷清志さん拉致事件の指示役だった元幹部・井上嘉浩死刑囚(45)が検察側証人として出廷。犯行前、仮谷さんに薬を注射して眠らせる計画を被告らに説明し、役割を指示したと証言した。

  仮谷さんは拉致後、教団施設で監禁中に麻酔薬の副作用で死亡した。高橋被告は仮谷さんをワゴン車に押し込んだなどとして起訴された。

  井上死刑囚は、拉致の直前、高橋被告を含む犯行メンバーを前に、「暴れないよう薬を打って眠らせることを確認した」と証言。被告側は注射することを知らなかったと主張しており、弁護人が井上死刑囚の逮捕後の上申書を基に「(死刑囚は)犯行前に注射の話はしていない」と追及したが、井上死刑囚は「部下をかばっていた」と答えた。