「業者が便宜要求」29人 贈収賄受け唐津市が職員アンケ | 国際そのほか速

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 唐津市発注の公共工事の入札を巡り、幹部職員らが加重収賄罪などで起訴された事件で、同市は5日、市議会特別委員会に対し、事件を受けて職員に行ったアンケートの結果を明らかにした。職員29人が、工事業者から入札に関して、情報提供や便宜供与の要求を受けた経験があると回答した。

  アンケートは1月に実施し、職員と業者との関係について計14項目を聞いた。非常勤職員を含め1792人を対象に無記名で行い、病気休暇などを除く1712人が回答した。

  業者などの利害関係者から、贈答品を受け取るよう求められた経験があるとしたのは76人。26人は「マージャンやゴルフなどに誘われた経験がある」と回答した。111人は、打ち合わせを喫茶店などで行った経験があり、「1人で応対することも多い」と答えた。

  また、業者との付き合い方などを定めた市職員倫理行動規準について、約3割が「知らない」と答えた。 アンケート結果を受け、特別委側は職員研修の強化などを市に要求した。