窃盗罪などでの県警への告訴を検討する。
発表によると、主査は地域医療課に所属していた2013年10~11月、県庁のロッカーなどから線量計を持ち出し、福島市や埼玉県の業者に売却、代金計約90万円を着服したとしている。県の聞き取りに対し、「パチンコでできた借金があり、返済に使った」と説明しているという。主査が売却した線量計を買った個人から、修理依頼を受けたメーカーが今月、製造番号から県の物品と気付いて連絡した。
線量計は11、12年度、県が国の交付金で購入し、緊急時に使用するため保管していた230個の一部。県は昨年11月の訓練で不足に気付いたが十分に捜さなかった。