小5死体遺棄容疑者「別の家屋へ連れ出した」 | 国際そのほか速

国際そのほか速

国際そのほか速

 福岡県豊前(ぶぜん)市の小学5年女児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された同市の土木作業員内間利幸容疑者(46)が県警の調べに、「豊前市内の家屋まで女児を連れ出した」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。

  県警は、内間容疑者の自宅から約7キロ離れた山間部にある家屋を捜索するなどして裏付けを進めている。県警は2日、内間容疑者宅から軽乗用車を押収、同日午後、内間容疑者を死体遺棄容疑で送検した。

  県警によると、小学5年石橋美羽(みわ)さん(10)は1月31日午前10時頃、同市の友達の祖母宅で友達と会う約束をしていた。美羽さんの母親が車で近くまで送り届けたが、美羽さんは友達の祖母宅には来ないままだった。

  この友達は内間容疑者が同居している女性の子供で、日頃からよく美羽さんと遊んでいたため、内間容疑者と美羽さんは面識があった。容疑者宅と祖母宅は数十メートルしか離れておらず、県警は内間容疑者が自宅近くにいた美羽さんに声をかけて連れて行ったとみて、容疑者の供述に基づき家屋を捜索するとともに、所有者との関係についても調べている。

  家屋の周囲には、田んぼや住宅が点在している。近くの住民によると、空き家状態だったという。