
同収容所跡での記念式典には、収容所の生存者約300人のほか、ドイツのガウク大統領ら約50か国の首脳、政府代表者らが出席。80~90歳代の生存者3人が壮絶な体験を話した。
式典を前にドイツのガウク大統領は27日、ドイツ連邦議会(下院)で演説し、「ホロコーストに思いをはせることは、すべてのドイツ国民にとって重要だ」と述べ、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の過去を決して忘れることのないように呼びかけた。
同収容所では、1940~45年、殺虫剤を使ったガス室での殺害などが行われ、ユダヤ人ら約110万人が犠牲になり、45年1月27日に旧ソ連軍が解放した。