「イスラム国」、クルド人兵士6~9人を人質に | 国際そのほか速

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 【カイロ=柳沢亨之】イスラム過激派組織「イスラム国」が、イラク北部を実効支配するクルド自治政府の治安部隊兵士6~9人を人質に取ったことが分かった。

  クルド人政党幹部が2日、読売新聞に明らかにした。

  この幹部によると、イスラム国は今週、兵士を人質に取ったとする声明をインターネット上に流した。イラク北部キルクークの西約50キロ・メートルの町ハウィジャなどで拘束されているとみられる。

  同幹部によると、自治政府側は、1月30日にあったキルクーク一帯での戦闘で、イスラム国戦闘員13人を拘束した。イスラム国側が今回、人質交換を求めているかどうかは不明だが、自治政府は、イスラム国との交渉はさらなる危険を招くと判断しており、交換には応じない方針という。