羽生が退院、順調に回復 世界フィギュア出場へ意欲 | 国際そのほか速

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  日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は20日、昨年末に「尿膜管遺残症」と診断されて腹部の手術を受けたソチ冬季五輪男子金メダリストの羽生結弦(ANA)について「数日前に退院した。病気から順調に回復している」と明らかにした。2連覇が懸かる3月25日開幕の世界選手権(上海)出場に意欲を示しているという。

  20歳の羽生は、昨年11月に出場した中国杯の練習中に他選手と激突して腹部挫傷など全治2、3週間のけがを負っていた。日本男子初の2連覇を果たした12月のグランプリ(GP)ファイナル期間中から腹部に断続的な痛みを抱え、3連覇した全日本選手権後に精密検査を受けた。日本連盟は手術後約2週間の入院と、さらに約1カ月の安静加療が必要で「スポーツ活動は経過を見ながら開始となる」との診断結果を発表していた。

  尿膜管遺残症は、へその緒とぼうこうをつなぐ尿膜管が出生後も残って炎症などを起こす症状。〔共同〕