今から飯田を旅立ちます。昨日は、私が高校生の頃からお兄ちゃんとして慕っているワンコロの結婚式でした。
“ワンコロ”というのは、私が当時付けたあだ名。最初に会った印象で、大きくて優しそうで、なんだかゴールデンレトリバーみたいな人だなぁと思ったのがキッカケで(笑)それからはずっとこう呼ばせてもらってます。
高校生の時に初めてバンドを組んで飯田へ来てから、すっかりこの街の虜になってしまった私は、高校卒業と同時に飯田で一人暮らしを始めた。最初は料亭で働かせてもらっていたんだけど、なかなか収入が安定しなくて困っていた時に職場を紹介してくれたのもワンコロだった。何かあるとすぐにワンコロの顔が浮かんで、本当の妹のように甘えさせてくれて、みんなに自慢したくなるお兄ちゃんのような存在でした。
私が音楽活動を始めた頃から、ずーーーっと見届けてくれている人の一人。飯田に住んでいた頃はたくさん一緒にライブしたり、いろんな所へ遊びに行ったり、思い出の中にはいつも必ずワンコロがいます。未熟だった私は、ワンコロの優しさに甘えて八つ当たりしたり、たくさん困らせたりしたのに、ワンコロはいつだって「しょうないな〜」って優しく受け止めてくれた。私が飯田を出て実家へ帰る時も「まゆは本当の妹だと思ってるで、何かあったらいつでも連絡しな」って送り出してくれた。その言葉に、どれだけ救われただろう。
今年の夏に、ワンコロから結婚する事になったと電話を貰った時は、本当に驚いて、本当に嬉しくて。でも本音はちょっぴり寂しくて(笑)何としてでも、絶対に見届けに行こうと思った。
式の最後に、ワンコロの歌を初めて聴いた。ベースを弾く姿を見たら思わず感情が溢れ出してしまって、ワンコロの真っ直ぐで優しい歌に、涙が止まらなかった。歌って、音楽って、こういうもんだよなぁって、改めて気付かされた。
ワンコロには絶対に幸せになってもらわなきゃ困るし、私も、やれるとこまで頑張るから。これからもずっと、私のお兄ちゃんでいてね。
明日はライブ!
頑張る!!٩( ᐛ )و
麻友