2015年。signalose活動休止をキッカケに、約5年間お休みしていたソロ活動を再開しました。もう一度やるからには、絶対に休止前の自分に勝つ。その一心で、一年間走り続けてきました。そして、2015年の集大成。
11月29日 長野市ネオンホール
麻友presents『ホンモノの、音』
私はどうしても、これを長野でやりたかった。地元を離れて5年、都会の荒波に揉まれながら必死でやってきたつもりだけど、やっぱり長野に持って帰れなければ意味がないと思っていた。それがやっと、やっと、形として表れた瞬間だった。
前のめりになって微動だにしないお客さん達。耳が痛くなるほど割れんばかりの拍手が終始鳴り響く。そして、バトンを繋ぐように会場を感動の渦に巻き込んでいく出演者達。間違いなく、音楽の神様が降りてきていた。
私ね、すごくすごく嬉しかったんです。
その日はうちの家族も観に来てくれてたんだけど、お父さんが真っ先にバーガーさんのCDを買う姿。お母さんが泣きそうな顔をしながら、はらかなことリーダーのCDに手を伸ばす姿。普段滅多に音楽なんて聴かないうちの両親が、心からイベントを楽しみ、興奮していた証だった。
はらかなこと、柴田博のCDは即完売。バーガーさんのCDも飛ぶように売れ、signaloseのCDもたくさん旅立っていきました。
麻友presentsなんてもう本当に名ばかりで、私になんて何のチカラもないんです。ただ、いつも進むべき道を照らしてくれるリーダーがいて、いつも甘えさせてくれる愛子さんがいて、妹みたいに癒してくれるあーちゃんがいて、みんなが気持良くいられる空間を作ってくれた誠司さんがいて、signaloseを心から愛してくれるかなちゃんがいて、大きな背中をみせてくれたバーガーさんがいたから、実現したんです。
正直、まだ余韻がすごくてイマイチ良く分かってません(笑)少しずつ少しずつ、噛み締めていけばいい。
みんなの笑顔。
みんなの涙。
一生忘れない。
そしてもう、迷わない。
ホンモノの、音。
また必ず長野に持って帰ると、約束します。
待っててね。
麻友