Soundtrack to a Coup d’Etat / 叛逆のサウンドトラック(ヨハン・グリモンプレ、2024年)

レビューを書くときにPC画面で何度も観たものの(『ミュージック・マガジン』2026年8月号、読んでくださいね)、やっぱり大画面で観たくてシネスイッチ銀座。
この10月に閉館とのこと。歴史を感じざるを得ない内装である。どうしても、大晦日に逃げ込むように入った銀座文化の時代を思い出してしまう。
フルシチョフの好意的な描かれかたを不思議に感じてもいたのだけれど、パンフレットの中村隆之さんの寄稿に納得する。「冷戦体制における社会主義的ストラテジーを考慮に入れても、フルシチョフがアフリカ諸国の名ばかりの独立と欧米諸国による新植民地主義的支配を批判した事実は変わらないだろう。」











水道橋のFtarri(2026/8/17)。


Ftarriにグランドピアノが入る、それもお披露目コンサートは藤井郷子さん。これは駆け付けなければならない。
プリペアドとペダルによる残響の制御は、聴く者の短時記憶を介した時間の制御でもある。そして、全員がピアノから発せられる音を直接的に受け止めることができる。Ftarriがすごい空間になってしまった。
 

Satoko Fujii 藤井郷子 (p)

 

Fuji X-Pro3, 7Artisans 10mmF3.5, XF60mmF2.4

楽しかった。3313アナログ天国いい場所。

<出演>
下山淳(仲野茂BAND、元ザ・ルースターズ)
小塚類子 a.k.a. 炎上寺ルイコ(元ワールドスタンダード)
ゴロゴロコミック
司会:荒野政寿(元『クロスビート』編集長)


今月の『JazzTokyo』に、京都の冬青庵能舞台における望月紅華ダンスカンパニーの公演『今来個ん – Konkokon』について書きました。望月紅華さん(総監督、演出、振付・即興)とタツ青木さん(音楽)によるコラボレーションは、終始、息をのむような驚きに満ちていました。望月紅華さんは来年1月にふたたび京都、それから東京で公演する予定です。

 

Benika Mochizuki 望月紅華(総監督、演出、振付・即興)
Tatsu Aoki タツ青木(音楽)

 

#1419 望月紅華ダンスカンパニー / 今来個ん – Konkokon – – JazzTokyo

この夏にシカゴのタツ青木さんが一時帰国し、ライヴを行いました。そのうち、大友良英さんとのポラリスでのデュオ、山田光さんとの船上でのデュオについての報告です。

 

2026年7月14日(火) ポラリス(南青山)
Otomo Yoshihide 大友良英 (guitar)
Tatsu Aoki タツ青木 (contrabass, shamisen)

 

2026年7月18日(土) 舟遊びみづは
Hikaru Yamada 山田光 (alto saxophone, misc.)
Tatsu Aoki タツ青木 (contrabass, shamisen)

 

#1418 2026年7月、タツ青木 – JazzTokyo

姜泰煥、高田みどり、佐藤允彦によるトリオ「トン・クラミ」。2024年に山猫軒で行った演奏は素晴らしいものでしたが、今般、なんとそのライヴ録音盤が出ました。今月号の『JazzTokyo』にレビューを寄稿しました。

 

Kang Tae Hwan 姜泰煥 (alto saxophone)
Midori Takada 高田みどり (percussion)
Masahiko Sato 佐藤允彦 (piano)

 

#2450 『TON・KLAMI』 – JazzTokyo

文庫本のことを英語で「pocketbook」と言っていいものかどうか。むかし『ゴーストバスターズ』の映画を観ていたら、「paperback」の字幕が「文庫本」ですごく違和感があった。たぶん戸田奈津子さん。
きのう、近所の古本屋で尾辻克彦『カメラが欲しい』を見つけて買ってきた。むかし何度も読んだ。新機種のカメラが出るたびにみんな熱心にカタログや雑誌で研究した時代の文章で、なんだか懐かしい。80年代なかばなんて自分は受験勉強と読書しかしていなかったけれど、90年代だって似たようなものだった。
カメラ関連の名作文庫本は、これと、安原伸『安原製作所回顧録』、酒井修一『ライカとその時代』。
ところで、かつては文庫本というものにもいまとは違う夢があった。『カメラが欲しい』に当時の「新潮文庫・今月の新刊」がはさまっていて、これもまた異様に懐かしい。筒井康隆『串刺し教授』なんてハードカバーで出たとき地元の本屋でいち早く確保して、文庫になったら嬉しくてまた買ってしまった。なにしろ360円。もう手元にはない。