なってるハウス(2026/5/24、マチネ)。

 

 

・A-MUSIK/ 竹田賢一 (大正琴,vo) 大熊ワタル (p,cl) 関島種彦 (vln,mand) 西村卓也 (b) 中尾勘二 (ds,etc)

・TI’PUNCH/ Takeuchi081 (vo) SATORI (vo,dance) 山崎春美 (vo) 渡辺ナオ (vo,per) チコ (vo,per) Franck Désiré (vo,per) Louis Solo Martinel (vo) 天神直樹 (tp) 山本恭子 (cor) タキグチユキコ (tb) コウ (A.Sax) 高田洋介 (T.Sax) 渡邊未帆 (cond,key,acc) エージェンシー田邊 (g) 関谷康 (g) ナキート三井 (b) 宮本啓次 (ds) Shin Acàtsuka (Conga) MORO (per)

 

 

Fuji X-Pro3, 7Artisans 10mmF3.5, XF60mmF2.4

池袋のバレルハウス(2026/5/15)。

 

Kenichi Takahashi 高橋賢一 (p)
Tomokazu Sugimoto 杉本智和 (b)
Tamaya Honda 本田珠也 (ds)

 

なにしろ高橋さんには強い意気込みがあったので(直前のIOSUIメンバーへのインタビュー参照)、序盤数曲終えた段階で眩暈を訴えて休んだのも無理はない。聴き手にとってそのプロセスが音楽であるのは、なにもそのような演奏以外のドラマがおもしろいからではなく、演奏そのものに影響していたからだ。休む直前は最後のピアノを極めて短く振り絞るようだったし、戻ってきたあと、たとえば<Footprints>などでは長尺のソロを披露した。人が介在する音楽としてどちらも魅力的だった。

そして聴くたびに色気を感じさせるコントラバス、強いパルスが唯一無二のドラムス。

 

Fuji X-Pro3, XF60mmF2.4, 7Artisans 10mmF3.5

 

神保町試聴室(2026/5/20)。

 

 

Minyen Hsieh 謝明諺 (ts, ss)

Fumi Endo 遠藤ふみ (p)


これまでなんどかの共演はあってもデュオははじめて。ファーストセットでテナーの擦れ音と鍵盤の響きを確かめるありようには、模索のたのしさがある。終盤に、ピアノで同一のときに複数の時間を重ね合わせるような局面があった。そしてセカンドセットは、ピアノがピアノであることを引き受けてからの対話。作品を作ってほしいな。

 


Fuji X-Pro3, XF60mmF2.4, 7Artisans 10mmF3.5

村岡俊也『新橋パラダイス』(ちくま文庫)を一気読み。なにしろ愛しのニュー新橋ビルと新橋駅前ビルについてのオーラルヒストリー、おもしろくないわけがない。
自分にとって大事な店は、ニュー新橋ビルのむさしや(オムライスとナポリタン)、喫茶フジ(ティーポット素敵)、富士越カメラ(むかし日本橋にあった)、新橋駅前ビルのビーフン東(せっかくなので箸袋をしおりにした)。なくなった店もあって、生ジュースのベジタリアンについては「文庫版あとがき」にも経緯が書かれている。ウツキカメラもいいお店だった。気がついたら姿を消していた。カメラ屋のことは興味の対象外なのか本書では触れられていない。
そして、読んでいてひとつ大発見があった。こんど話を聞きに行ってみるつもりである。急がないと。

張作霖の評伝を2冊読了。

杉山祐之『張作霖 爆殺への軌跡1875-1928』(白水社)
澁谷由里『張作霖 満洲の覇者、未完の「愛国」』(岩波新書)

歴史小説的なおもしろさの前者と、ひとつひとつの動きの意味するところを語る後者。どちらからも張作霖という人物の複雑さがみえてくる。どのような意味であれ人たらしであったし、人間関係を構築するのに長けた人だった。その張作霖にしても、国内の政敵、日本、ロシアの力のバランスを取るのは不可能に近いことだったにちがいない。その行きつくところが自身の爆死。
そして、関東軍や日本政府の体質がいまにつながっていることを実感させられる。たとえば、事実の隠蔽、無反省、組織延命のための謀略。

ライナーノートを書きました。1999年にサニー・マレイが来日したとき、スーパーレジェンドふたりのデュオが実現しました。貴重な記録です。

僕はこのとき渋谷メアリジェーンでのサニー・マレイのドラムソロと、銀座クロイドンホールでの薩摩琵琶の普門義則を加えたトリオの2回を観ましたが、今回の札幌でのデュオもまた格別に素晴らしい演奏です。NoBusiness Recordsのちゃぷちゃぷシリーズの1枚。ぜひ。

NoBusiness Records - Sun's Blessings

 

、「SunnyMurray Sunny Murray Sabu Toyozumi 豊住芳三郎 ኢየዮማቅ Sun's Blessings n'sBlessings太陽の恵 太陽の恵み」というテキストの画像のようです

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大久保のEARTHDOM(2026/5/9)。

 

 

INCAPACITANTS:
Toshiji Mikawa T. 美川 (electronics, vo)
Fumio Kosakai コサカイフミオ (electronics, vo)

 

Terrie Ex (g)
Paal Nilssen-Love (ds)

 

インキャパのライヴを観るのは六本木のスーパーデラックス以来10年ぶり。次第に複層的にさまざまなグルーヴが重なってきて、一方ではひっかきまわし、いやみごと。テリーさんのガムテプレイも静と動との余裕のコンビネーションもおもしろい。ポールさんのドラムスはもはや『バキ』に出てくるスペックの無呼吸連打。

最後はまさかの4人合体。

 

Fuji X-Pro3, XF60mmF2.4, 7Artisans 10mmF3.5

May 6, 2026 at 八景島シーパラダイス

Minolta SR505, MC Rokkor-PG 58mmF1.2, Fuji 200 (color negative film)

フィルムの装填が甘くてコマが重なってしまった(生まれてから3回目くらい)。マツケンやイルカが夢に出てきたみたい。

April 2026, Tokyo / 2026年4月、東京
Pentax MZ-3, 77mmF1.8, Ilford Ilfocolor 400Plus (color negative film)

渋谷のSuper Dommune(2026/5/4)。

 

Terrie Ex (g)
Paal Nilssen-Love (ds)

 

テリー・エックスとポール・ニルセン・ラヴの日本ツアー2日目。久しぶりのポールに去年のねぷた祭の話を聞くと、五所川原の太宰治の家にも足を運んだのだそうで、自分も青森に行きたくなってしまった。

デュオ演奏のセット間に30分のトークの時間。1979年にアナーコパンクのThe Exが結成され、テリーさんも最初からのメンバー。その前にアムスにセックス・ピストルズが来たこともあり、それまでのロックへの反発みたいなものもあったのかなと水を向けてみたのだけど、そんな単純な図式でもなさそう。たくさんバンドが生まれ、自然にパンクもやり、即興界隈の人たちとも共演するようになったというようなコミュニティ的な姿を想像すべきかと思った。

ポールさんがサックスのマッツ・グスタフソンらと組んだThe Thingは、ネナ・チェリーを招いた傑作アルバムを出している。もとよりネナもポストパンクのリップ・リグ&パニックのメンバーだったし、そんな親和性もあったのかな。と思いつつ当時の動画を流すとポールの若さに爆笑。

もちろん演奏は痺れるほどカッコよかった。ためらいなく判断するスピードと悪戯か。

終演後DJの機会をいただき、せっかくなので今回ツアーで共演する方々の音源も含め、ほぼフリー。ドミューンのすごい音響空間で聴くと陶然とする。

そんなわけでこのあとアースダム(ゲストはインキャパシタンツ)、Candy(ゲストは佐藤允彦さん)のどちらかにまた観に行こうかと画策中。