入谷のなってるハウス(2026/2/27)。

Eiichi Hayashi 林栄一 (alto sax)
Takero Sekijima 関島岳郎 (tuba)
Kanji Nakao 中尾勘二 (drums, soprano sax, clarinet)
19年ぶりの再演とあってソールドアウト。僕にとってはそれよりも前、アルバム『PHOTON』が出る前年の1998年末、MANDALA-2での篠田昌已7回忌メモリアルコンサートで観て以来だ。まだ「林+中尾+関島PLAYS COMPOSTELA」だった。そのとき林さんが中尾さんについて「僕は天才だと思っているんだけど」と話したことを覚えている。
今回もすばらしい演奏だった。このグループにおいては即興とはアドリブというより旋律を所与のものとしての音色。ただ林さんは旋律を紡ぎ出すことにも集中しているようにみえた。<Naadam>は『PHOTON』ではバリトンサックスだけれど、今回はアルトサックスのみ、終盤には音を爆発させた―――『COMPOSTELA』の<耕す者への祈り>における篠田昌已のアルトのように。<耕す者への祈り>はチリのビクトル・ハラの曲。ハラは帝国アメリカの意を汲んだクーデターで殺された。そしてこの演奏の翌日、帝国はイランに爆弾を打ち込んだ。




Fuji X-Pro3, 7Artisans 12mmF2.8, XF60mmF2.4