お金の心配はしなくて済むということで
本当に安心をしました。
現実的に命はお金では買えないけど
心配事が減ることで心のストレスは軽減します。
やっぱり病気じゃなくてもお金は生活する上で大切なものですからね。



入院手術に向けて検査の日々が続きました。
血液検査、CT、MRI、PET-CT、心臓
今までやったことのない検査ばかりで新鮮な気持ちでした。
案外機械とか見るのは好きかもって思って、検査機械に興味津々!

がんかも知れない人、がんの治療中の人などが病院で目に入るようになり
この人とお話したいな。
自分の未来の姿かもしれない。
と、思いながら病院に通っている自分がいました。

病気になったことで検索する中でブログという存在を知り様々なブログを見るようになったのもこの頃です。

様々なブログに出会いました。
そして、同じ病期の方のブログを読み漁り
治療の姿や病気の進行などを知り、病気への恐怖心もおぼえました。

どうなったか知りたい。
どうなって行くのか知りない。

血の滲む思いで生きている姿にエールをおくりたい。
祈るような気持ちで更新を待っているブロガーさんもいました。

怖いもの見たさもなかったとはいいません。

そんな自分も本当の自分なので
自分の心の奥にある醜さも知ることができたことは良かったと思います。

がんになって
普通に生活している人が羨ましく思い
子供や友達のこと、家族や彼氏、
旦那さんのことを言っている人の話がちっぽけに思えて
凄く僻んでる自分の気持ちに自己嫌悪になりそうになったけど
そんな自分に笑ってしまう自分もいて
これが人間ってもんなんだよって、自分を認めてあげていました。

何で私ががんなんだよ!!
もっと悪いことしてる人いるじゃん!!

何度も心の中で思っていました。

アイツはがんだよね、、、
そう、がん=嫌な奴
自分の中の嫌な奴に気付きながら、認めてあげる良い奴の自分
体の中や心の中にある自分に向き合えることを教えてくれたのもがんだったとおもいます。


皆さんに伝えたいこと
病気になって人を羨ましく思うのは当たり前の気持ちです。
そんな気持ちになった自分を許せてあげることが出来るのも自分です。
自分の心に素直に、そして我慢しないでください。
思ったていい!思うのが当然!
先ずは自分の醜い気持ちにも気付き我慢しないことが大切だと思います。