悪性リンパ腫を患って -8ページ目

一つの山場への覚悟

夕方、主治医にナースステーション奥の説明室みたいなところに呼ばれ、

気管支、骨髄、大腸それぞれの検査の結果の説明を受ける

熱源らしいところは見当たらず、ついに腰に的を絞るとの話だった

僕用に特別な針を既に作成しており、

神経にかからない部分から、最初は細い針を突き刺し、

問題の骨の中枢にCTを見ながら、ゆっくり進めていき、

徐々に針を被せるように太くしていき、

中枢の骨肉と、背骨の内臓側の、炎症が起きている肉、リンパを検体として採取するらしい

恐れていたリスクの下半身不随などによる障害のリスクはないけども、

リンパ近くに針を刺す場合、その近くに大動脈が走ってて、

CTによる半目測による処置なので、

そこに針が行くリスクがあると、今度は整形外科の先生が変わって説明した

その際の、処置も計画され、最小限に迅速に出血を抑えるとのこと…

輪切りのレントゲン写真からも見えるように、相当太い血管なのに、大丈夫なのか?

神経には大きい影響はなく、手術でもないけども、かなりビビり気味
神経に大ダメージのリスクがあるなら、

転院の話を切り出そうと思ったけど、今回はここで心中する思いに
検査は急で、連休明けの火曜日にすることとなった

写真は、その時説明を受けた腰の骨に針を刺すイラスト


実家への連絡

入院して2週間目に、入院していることを、育ての親である、バアさんに告げた
正月帰ってるときに、熱出してほとんど寝たりしてたので心配とかして、

その時、しんとがったら入院してよく診てもらえと言ってたので、状況を話した

前にも入院、手術したことがあるが、その時は事後連絡だったけど、

入院中の状況に、原因不明の腰の痛みに、下がらない熱の状況を、

正月に知ってるから、連絡することで、そして離れた土地、見えない状態が、

余計心配をかける結果となった

心配をかけさせないように、元気だよということと、

診療状況の具合を、昨日したんだけども、

足腰が弱ってるバアさんは、どうすることもできず、

ただ、仏前に座り、ジイさん、オヤジに、

どうにか、僕を助けてやってくれと祈るしか出来ないと、電話の向こうで泣いていた…

そして、不眠症になっていると…

それを聞いたとき、連絡しないほうが良かったんじゃないか?と、正直思った。
でも、長く入院となったとき、人の口から伝え聞くよりは…と思い連絡したけども、

そういうことを聞いて連絡したことを後悔した

嫁との仲が、決定的に悪くなかったら、

家に泊まってもらい、来てもらって、不安を少しでもなくしてあげれたのに…

自分もいつしか涙を流していた…
出来るだけ、連絡して元気な声を届けて行こうと思った

熱は日中、薬なしで38度ラインを行ったり来たり
夜には、やはり39度を超えた
腰も痛みの範囲が広がってるそんな気がした

二度目の水没

朝方、ウォシュレットルームでバトルしたけど、
相手は、なかなか手強く、諦めて腰を上げた時、

ボチョンと嫌な音が…

慌ててトイレの中を見ると、携帯が沈んでいる(T-T)
躊躇なく手を突っ込み、携帯を取りだし、ティッシュペーパーで水っけを拭き取る

ホント、ブツが出てなくて良かった

しかし、電源は入らず、家と違いドライヤーもない
ダメ元で日が一番当たるところで自然乾燥させた
最悪の一日の始まりだった…

今日は、熱冷ましを飲んでも全然効かず、
夜中から昼前まで41度の熱にうなされまくった

午後からは腰のMRIを撮ったけど、もう仰向けのまま、約20分じっとするのが苦痛で、唇噛み締めたり、歯を食いしばったり、なんとか、耐えるもマジに辛い状況だった

それから、主治医とこれからの検査について、色々するのでその説明を聞いた
どれも、部分麻酔とかして、体内の肉片を取ったりするなかなかヘビーなものばかり…

肋骨の真ん中にある平な板状の骨から骨髄をとるのとか、かなり痛そうで今からヒビリ気味
そうしているうちにレントゲン技師から、今回と持参した前回の画像を比べて、痛めてる第5腰椎の部分の影が進行しているとの所見が届いた
明日、整形外科の先生に聞かないと何ともだそうが、影がでかく&濃くなってるってのは、ショック以外なにものでもなかった

検査説明から帰って携帯を使ってみたら、なんと、復活して使えるみたいで、助かった

でも以前に比べ更に電池パックの膨らみがヤバいくらい膨らんでるのが、気にかかるところだが…