バスケ版・旧年 Oddball集 ③ (1980-83) | 助っ人先生のブログ

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ちょっと変わったNBAグッズ(紙類ほか)を見ていこうという企画、本日の3回目は1980~83・4あたりをご紹介。この期間最大のニュースは老舗であり最大手のトップスの撤退。トップス社は1980年まで4大スポーツのトレカ全米流通を独占してきましたが、その年フリーアに法律の隙を突かれ法廷で敗北。その結果81年には野球カードの分野でフリーアとドンラスの全米流通が始まります。また同時期のアメリカは1981-82不況の最中。結果トップス社は4大スポーツ中もっとも短期リターンの少ないであろうバスケを見限ることに。その結果1982-83NBAシーズンは1968-69期以来はじめて全米流通カード(主にパック売り等)が発行されませんでした。ま、とにかく始めますか。

 

*ペプシ Co*

1980-81 フェニックス・サンズ [全12種]

マイク・ナイルス [XRC/上部切り離し版]

完品 [クーポン付属]

 

1980-81表記のため、1981-82トップスより前なのかと思わされるが、表記は1980-81シーズン中の意か。よってカイル・メイシーはXRCではないと思われる。#2 アル・スコット、#3 ジョニー「スカイ」ハイ、#8 ジョォル・クレーマー、#10 マイク・ナイルスがXRCで、スコット以外は広域流通カードが他にない。翌年も発行されカリスマ・マスコットのゴー・ザ・ゴリラも収録されているらしいが、上載の80-81版よりも希少なのかほとんど資料がない。ラリー・ナンス父のファンは必携。

 

*TCMA社*

1980-81 CBAセット [二部リーグ:全45種]

#14 ジョージ・カール [引退後・下積み時代]

 

さすがに古くしかも二部リーグのため有名な選手はほとんどいない。ヒート発足時のオリメン、ロォリィ・スパローのXRCが入っているくらいか。

 

*ジョージタウン大*

1981-82 ホヤス セット [全20種]

#4 パトリック・ユーイング

 

これがアイバースンなども収録されたことのあるホヤス最初期のカードセットで、転校前のアンソニー・ジョーンズ (1990-91 SkyBox: Ser. 1参照)も在籍。スリーピー・フロイドとユーイングがチームメートだった頃。

 

*TCMA社*

1981 偉大なOB [全44種]

#18 ビル・ブラッドリー

 

*同社*

1981-82 CBAセット [二部リーグ:全90種]

#9 カート・ニンフィアス [X-XRC]

 

前年の45枚セットがそれなりに売れたせいなのか82年セットは総数倍増。スター社が少し後に続くおかげで、「スター社のNBAセットにもいたな」という名前がちらほら。人の出入りが激しかったダラス初年度の若手(クラレンス・キー等)が結構いてニヤリとさせられる。

 

*TCMA社*

1982-83 CBA優勝チーム

ランカスター・ライトニング セット [全30種]

#5 キャズィ・ラッセル監督 [In Action]

 

遂にはCBA全体用の90枚組の他に、二部リーグ優勝チームのセットまで出してきたw どれほど売れたのかは謎だが、わざわざ顔写真カードの他にIAというアクションカードまである。1チームなのに30種もあるのはそのためで、選手や関係者のためのご褒美セットの様。

 

*BASF社協賛*

1982-83 LAレイカーズ チーム発行 [全13種]

マジック&ジャバー

 

トップス不在を好機と見たかBASF社が1981-82年度の覇者レイカーズのチーム発行に協力。ランビスやウォーディのXRCが含まれていて嬉しい。クレイ・ジョンスンはレアキャラ。

 

*デンバーポリス協賛*

1982-83 デンバー・ナゲッツ チーム発行 [全14種]

PFをやらなくてよくなり本領発揮のイングリッシュ

 

デンバーポリスのセットもこの頃に初登場。故ゴンドォズィック兄とジェームス・レイがレアキャラ。

 

*ジャイアントSS協賛*

1982-83 フェニックス・サンズ チーム発行 [全3種]

#22 ナンス、#22 モー・ルーカス、#6 W・デーヴィス

 

前二年間ペプシの大盤振る舞いに慣れたファンには物足りない1982-83年度サンズのチーム発行はわずかに3種。来年のスター社によるチームバッグが待ち遠しいw

 

*球団写真*

1982-83 ダラス・マーヴェリックス [?]

モッタ(父)監督、ワイスコーチ、ヴィンセント兄、C・トンプスン

S・ロイド、ニンフィアス、スパナーケル、B・デーヴィス

 

データベースには情報のないマヴスのプロモ写真。コーネリアス「コォニィ」トンプスンがレアキャラ。

 

いかがでしたか?トップス社、もう少し我慢すれば彼らが独占していたバード&マジックにジョーダンも参戦してウハウハだったろうに、あのタイミングでNBAを見捨ててしまいました。次に彼らが再参入するのは92年。フリーア社もまだ参入していない頃のNBAは寒風が吹きすさびますね。お待たせ、Star Co. (笑)