今回のボストン外野手・指名打者編でレッドソックスは完結。世代交代が進んでおり、88ゲームキャプテンの殿堂入りスラッガー、ジム・ライスがどんどん出場機会を失っていきます。一方87年にチームの危機を救った若手にも競争に勝つ者・敗れる者が出てきて、長期的にボストンの主力となる選手のセレクションが進みました。その中から現れたこの時のヤングスターが阪神ファンには特に悪名高いミスター「神のお告げ」です。
*外野手陣
① M・グリーンウェル [左140/右7/指11] (元阪神)
③ ランディ・カッチャー [左2/右1]
① エリス・バークス [中139]
① ドワイト・エヴァンス [一61/右78/指6]
③ B・アンダースン [中17/右24] (新:7/29移籍離脱)
④ K・ロォマイン(父) [中6/右11]
(エラーカード:写真はカッチャー)
※訂正版ロォマイン
⑥ カルロス・キンタァナ [右1] (新人)
*指名打者陣
① ジム・ライス [左18/指110] (殿堂)
② サム・ホーン [指16] (完全未収集)
以上です。ロォマインの写真でフリーア社がやらかしましたが、まだ訂正しただけ立派です。ドンラスなんか直さないですもん、少なくともこの年は。カードの価値にもそれほどの差はないようです。リプケン弟のバットノブみたいに盛り上がる要素もないですし。それにしても二人は外見がそれなりに似ていますね。背番号でも見えない限りなかなか見分けられないかも。ヒゲを剃ればずいぶん違うのでしょうけど。
※後で気が付きましたが、このロォマインは大谷選手のチームメート、A・ロォマイン捕手のお父さんだそうです。あれまw
左から:故マァザノォ、グリーウェル、
ベンズィンゲァ、バークス、ホーン(全員87MLデビュー)
シーズンはグリーンウェルが前年まで左翼のレギュラーだったライスを指名打者に専念させることに成功。今ひとつ調子の上がって来ない打撃面も相まって主将にとっては屈辱のシーズンに。7月20日にはモーガン代行に代打オーウェンを告げられ激昂。ダグアウト内でモーガンを掴みダグアウトから引きずり出す騒動をやらかし3試合出場停止。
あとバークスが膝剥離軟骨除去手術とリハビリで開幕に間に合わず、アンダースンが代役としてメジャーデビュー。復帰後はグリーンウェルに続く若手有力選手として存分に貢献しました。前年新人ながら14ホーマーしたホーンは極度の打撃不振で第2DHの仕事を失い、ワニ喰いパリッシュがライスのバックアップを務めてシーズンを終えています。
*外野・指名打者5傑 (総合打撃)
①グリンウェル:.325 22HR 119RBI 16SB
②エヴァンス:.293 21HR 111RBI 5SB
③バークス:.294 18HR 92RBI 25SB
④ ライス:.264 15HR 72RBI 1SB
⑤パリッシュ:.259 7HR 26RBI [BOSのみ]
※ベンズィンゲァを内野手とみなしての5傑
※※赤字はチームトップ